プロジェクトマネージャ 2020年 午前2 問17
問題文
ユースケース駆動開発の利点はどれか。
選択肢
ア:開発を反復するので、新しい要求やビジネス目標の変化に柔軟に対応しやすい。
イ:開発を反復するので、リスクが高い部分に対して初期段階で対処しやすく、プロジェクト全体のリスクを減らすことができる。
ウ:基本となるアーキテクチャをプロジェクトの初期に決定するので、コンポーネントを再利用しやすくなる。
エ:ひとまとまりの要件を1単位として設計からテストまで実施するので、要件ごとに開発状況が把握できる。(正解)
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ユースケース駆動開発【午前2解説】
正解の理由
ユースケース駆動開発では、利用者がシステムを使って実現する機能や目的を「ユースケース」として整理し、それを開発工程全体の中心に据えます。
エは、ひとまとまりの要件を単位として、設計からテストまで進めることで、要件ごとの開発状況を把握しやすいと説明しています。これは、ユースケースを手掛かりに分析・設計・実装・テストを進める利点に合致します。
解法ステップ
- 問題文の「ユースケース駆動」に注目します。
- ユースケース駆動開発では、利用者の要求をユースケースとして整理し、各開発工程で一貫して利用します。
- 選択肢を比較し、ユースケースを要件単位として設計からテストまで扱うエを選びます。
- 反復開発やリスク重視、アーキテクチャ重視の説明は、それぞれ別の開発上の考え方と区別します。
選択肢別の誤答解説
- ア:反復を通じて新しい要求や目標の変化に対応しやすくする考え方です。これは反復型開発の利点を述べています。
- イ:リスクの高い部分に早期に取り組み、プロジェクト全体のリスクを減らす考え方です。これはリスク駆動開発の特徴です。
- ウ:初期に基本アーキテクチャを定め、システムの構造や部品の再利用を重視する考え方です。これはアーキテクチャ中心の開発の特徴です。
- エ:ユースケースを単位として設計からテストまで進め、要件ごとの進捗を把握しやすくします。ユースケース駆動開発の利点です。
よくある誤解
- 「反復する」という言葉だけでユースケース駆動と判断すること
反復開発は、開発を繰り返しながら改善する考え方です。ユースケース駆動は、ユースケースを工程の中心に置く考え方です。 - ユースケースを要求仕様書の一部にすぎないと考えること
ユースケースは要求の整理だけでなく、設計やテストにも活用されます。 - アーキテクチャの決定やリスク低減を、ユースケース駆動の固有の利点と考えること
これらは、それぞれアーキテクチャ重視やリスク駆動の考え方と結び付いています。
補足コラム
開発プロセスを特徴付けるキーワードは、何を中心に開発を進めるかを表しています。
選択肢の説明に「反復」「リスク」「アーキテクチャ」などの語があれば、問われている考え方と混同しないように整理しましょう。
FAQ
Q. ユースケースとは何ですか?
A. 利用者がシステムを使って達成したい目的や、そのためのやり取りを整理したものです。
A. 利用者がシステムを使って達成したい目的や、そのためのやり取りを整理したものです。
Q. ユースケース駆動開発では、ユースケースをいつ使いますか?
A. 要求の整理にとどまらず、分析・設計・実装・テストなど、開発工程を通じて活用します。
A. 要求の整理にとどまらず、分析・設計・実装・テストなど、開発工程を通じて活用します。
Q. 反復型開発とは同じ意味ですか?
A. 同じ意味ではありません。反復型開発は開発を繰り返す進め方であり、ユースケース駆動はユースケースを開発の中心に置く進め方です。
A. 同じ意味ではありません。反復型開発は開発を繰り返す進め方であり、ユースケース駆動はユースケースを開発の中心に置く進め方です。
関連キーワード: ユースケース、ユースケース駆動開発、反復型開発、リスク駆動開発、アーキテクチャ中心開発

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