プロジェクトマネージャ 2020年 午前2 問18
問題文
基幹業務システムの構築及び運用において、データ管理者(DA)とデータベース管理者(DBA)を別々に任命した場合のDAの役割として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:業務データ量の増加傾向を把握し、ディスク装置の増設などを計画して実施する。
イ:システム開発の設計工程では、主に論理データベース設計を行い、データ項目を管理して標準化する。(正解)
ウ:システム開発のテスト工程では、主にパフォーマンスチューニングを担当する。
エ:システム障害が発生した場合には、データの復旧や整合性のチェックなどを行う。
🔒 解説は解答すると表示されます
データ管理者(DA)の役割【午前2解説】
正解の理由
DA(Data Administrator:データ管理者)は、組織全体でデータを適切に活用できるよう、データの意味や構造を整理し、データ項目の定義や標準化を行う役割です。
そのため、システム開発では、業務上のデータを整理する論理データベース設計や、データ項目の管理・標準化を担当するイが適切です。
一方、DBA(Database Administrator:データベース管理者)は、データベースの構築・運用を技術面から支えます。ディスク容量の計画、性能調整、障害時の復旧などが主な役割です。
解法ステップ
- DAとDBAの役割を区別します。
- DAは、データの意味・定義・構造などを扱う役割だと確認します。
- 各選択肢が、データ設計・標準化に関するものか、データベースの運用管理に関するものかを見分けます。
- 論理データベース設計とデータ項目の標準化を挙げているイを選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:データ量の増加を見越したディスク装置の増設計画は、データベースの容量管理に関する業務です。主にDBAの役割です。
- イ:論理データベース設計やデータ項目の管理・標準化は、データの定義や構造を管理するDAの役割です。
- ウ:パフォーマンスチューニングは、データベースの性能を調整する技術的な運用業務であり、主にDBAが担当します。
- エ:障害時のデータ復旧や整合性チェックは、データベースの保全・復旧に関する業務であり、主にDBAが担当します。
よくある誤解
-
DAとDBAは、どちらもデータを扱うので同じ役割だと思う
DAはデータの意味や定義、論理的な構造を管理します。DBAはデータベースの構築や運用を技術面から管理します。 -
データ項目を管理することを、データベースの運用管理と混同する
データ項目の名称や意味、標準などを定めるのはDAの役割です。容量や性能、障害対応などはDBAの役割です。 -
障害時の対応は、データを管理するDAの役割だと思う
障害時の復旧や整合性確認は、データベースを安定して運用するための作業であり、主にDBAが担当します。
補足コラム
DAの仕事は、個別のデータベース製品の設定よりも、組織全体でデータを一貫して扱えるようにすることに重点があります。例えば、部門ごとに異なる名称で管理されている同じデータ項目を整理し、名称や定義を統一します。
試験では、論理設計・データ項目の定義・標準化はDA、物理設計・容量管理・性能調整・バックアップや復旧はDBAという対応で整理すると、選択肢を判別しやすくなります。
FAQ
Q. DAはデータベースを操作しないのですか?
A. 実際の業務では関わる場合もありますが、役割の中心は組織全体のデータ定義や標準化、論理的なデータ構造の設計です。
A. 実際の業務では関わる場合もありますが、役割の中心は組織全体のデータ定義や標準化、論理的なデータ構造の設計です。
Q. 論理データベース設計と物理データベース設計の違いは何ですか?
A. 論理設計は、業務上必要なデータやその関係を整理する設計です。物理設計は、使用するDBMSや記憶装置などを踏まえ、実際のデータベースへの格納方法を決める設計です。
A. 論理設計は、業務上必要なデータやその関係を整理する設計です。物理設計は、使用するDBMSや記憶装置などを踏まえ、実際のデータベースへの格納方法を決める設計です。
Q. 性能チューニングはDAが担当することもありますか?
A. プロジェクトの体制によって分担は異なりますが、一般的な役割分担では、性能チューニングはDBAの担当です。
A. プロジェクトの体制によって分担は異なりますが、一般的な役割分担では、性能チューニングはDBAの担当です。
関連キーワード: データ管理者、データベース管理者、論理データベース設計、データ標準化、物理データベース設計

\ せっかくなら /
プロジェクトマネージャを
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!

