プロジェクトマネージャ 2020年 午前2 問19
問題文
空調計画における冷房負荷には、“外気負荷”、“室内負荷”、“伝熱負荷”、“日射負荷”などがある。冷房負荷の軽減策のうち、“伝熱負荷”の軽減策として、最も適切なものはどれか。
選択肢
ア:使用を終えたら、その都度PCの電源を切る。
イ:隙間風や換気による影響を少なくする。
ウ:日光が当たる南に面したガラス窓をむやみに大きなものにしない。
エ:屋根や壁面の断熱をおろそかにしない。(正解)
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伝熱負荷の軽減策【午前2解説】
正解の理由
伝熱負荷とは、室内外の温度差によって、屋根・壁・窓などを通じて室内に伝わる熱による冷房負荷です。屋根や壁の断熱性能を高めると、外から室内へ伝わる熱を抑えられます。
そのため、屋根や壁面の断熱をおろそかにしないというエが適切です。
解法ステップ
- 選択肢の対策が、どの種類の冷房負荷に関係するかを考えます。
- 伝熱負荷は、建物の屋根や壁などを通じた熱の移動です。
- 熱の移動を抑えるには、屋根や壁の断熱が有効です。
- よって、断熱に関するエを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
ア:使用を終えたら、その都度PCの電源を切る。
PCが動作中に発する熱を減らす対策です。機器など室内で発生する熱に関わるため、室内負荷の軽減策です。 -
イ:隙間風や換気による影響を少なくする。
外気が室内へ入り込むことで生じる負荷を抑える対策です。外気負荷の軽減策に当たります。 -
ウ:日光が当たる南に面したガラス窓をむやみに大きなものにしない。
日光が窓から室内に入ることで生じる熱を抑える対策です。日射負荷の軽減策です。 -
エ:屋根や壁面の断熱をおろそかにしない。
屋根や壁を通じた熱の伝わりを抑える対策なので、伝熱負荷の軽減策です。
よくある誤解
-
「窓に関する対策は、すべて伝熱負荷」と考えてしまう
窓からの日光を遮る対策は、主に日射負荷の軽減です。問題文のように日光が当たることを防ぐ対策は、伝熱負荷と区別します。 -
「換気を抑える対策は、伝熱負荷」と考えてしまう
換気や隙間風で外気が室内に入る影響は、外気負荷として扱います。 -
負荷の分類と対策の対象を結び付けずに選ぶ
PCの発熱、外気の侵入、日射、屋根・壁を通じた熱の移動というように、原因から分類すると判断しやすくなります。
補足コラム
冷房負荷は、熱が室内に入る経路や発生源によって分類できます。代表例は、外気の流入による「外気負荷」、室内機器などの発熱による「室内負荷」、屋根や壁などを通じた熱移動による「伝熱負荷」、日光による「日射負荷」です。建物の断熱性能を高めることは、冷房負荷を抑えるだけでなく、室内の温度を保ちやすくすることにもつながります。
FAQ
Q. 伝熱負荷は、どのようなときに発生しますか?
A. 室内外に温度差があるとき、屋根や壁、窓などを通じて熱が移動することで発生します。
A. 室内外に温度差があるとき、屋根や壁、窓などを通じて熱が移動することで発生します。
Q. 断熱以外に伝熱負荷を抑える方法はありますか?
A. 建物の構造や開口部の仕様を工夫し、熱が伝わりにくくする方法があります。ただし、日光を遮る対策は、主に日射負荷の軽減として区別します。
A. 建物の構造や開口部の仕様を工夫し、熱が伝わりにくくする方法があります。ただし、日光を遮る対策は、主に日射負荷の軽減として区別します。
関連キーワード: 冷房負荷、伝熱負荷、外気負荷、室内負荷、日射負荷、断熱性能

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