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プロジェクトマネージャ 2023年 午前2 問11


問題文

リスクマネジメントに使用するEMV(期待金額価値)の算出に用いる式はどれか。

選択肢

ア:リスク事象発生時の影響金額×リスク事象の発生確率(正解)
イ:リスク事象発生時の影響金額÷リスク事象の発生確率
ウ:リスク事象発生時の影響金額×リスク対応に掛かるコスト
エ:リスク事象発生時の影響金額÷リスク対応に掛かるコスト

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EMV(期待金額価値)の計算【午前2解説】

正解の理由

EMV(Expected Monetary Value:期待金額価値)は、リスク事象が発生する確率を考慮した、金額の期待値です。次の式で求めます。
したがって、影響金額に発生確率を掛けているアが正解です。
たとえば、発生確率が20%、発生時の影響金額が50万円の場合、EMVは次のとおりです。

解法ステップ

  1. EMVが「発生確率を考慮した影響金額」であることを確認します。
  2. 確率を掛けるのか、割るのかを見分けます。期待値は、金額に確率を掛けて求めます。
  3. 選択肢のうち、「影響金額×発生確率」となっているものを選びます。

選択肢別の誤答解説

  • ア:影響金額に発生確率を掛けており、EMVの計算式です。
  • イ:影響金額を発生確率で割っています。期待値は確率を掛けて求めるため、誤りです。
  • ウ:影響金額にリスク対応コストを掛けています。対応コストはEMVの計算式に含めません。
  • エ:影響金額をリスク対応コストで割っています。発生確率を考慮していないため、誤りです。

よくある誤解

  • 発生確率を百分率の数値のまま使う誤りがあります。20%は、計算では通常「0.2」として扱います。
  • リスク対応コストをEMVの計算に含める誤解があります。対応策の費用を別途考慮することはありますが、基本式は「影響金額×発生確率」です。
  • EMVを実際に発生する損失額と混同しがちです。EMVは確率を反映した期待値であり、実際の損失額そのものではありません。

補足コラム

EMVは、複数のリスクの影響を金額で比較したり、リスク対応策を検討したりするときに役立ちます。損失を負の値として扱う場合は、発生時の影響金額にマイナスを付けて表すこともあります。

FAQ

Q. 発生確率が50%の場合、計算ではどう表しますか?
A. 50%を小数に直して「0.5」とし、影響金額に掛けます。
Q. EMVが大きいほど、必ずリスクが高いといえますか?
A. 金額面での期待影響は大きいと考えられます。ただし、発生確率や影響の大きさなども確認して判断することが大切です。

関連キーワード: EMV、期待金額価値、リスクマネジメント、発生確率、影響金額
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