プロジェクトマネージャ 2025年 午前2 問09
問題文
COCOMOには、システム開発の工数を見積もる式の一つとして次式がある。
この式を基に、開発規模と開発生産性(開発規模÷開発工数)の関係を表したグラフはどれか。ここで、開発工数の単位は人月、開発規模の単位はキロ行とする。

選択肢
ア:
イ:
ウ:
エ:(正解)
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COCOMOの開発生産性【午前2解説】
正解の理由
開発生産性は「開発規模÷開発工数」です。問題の式を代入すると、開発規模を として、次のように表せます。
指数が負の値なので、開発規模 が大きくなるほど開発生産性は低下します。また、指数の絶対値が小さいため、規模が大きくなるにつれて低下の度合いは緩やかになります。この形に該当するのはエです。
解法ステップ
- 開発生産性を「開発規模÷開発工数」と確認します。
- 開発工数の式を代入します。
- 指数法則を使って整理します。
- 負の指数から「規模が大きくなるほど生産性は低下」と判断します。
- さらに、曲線の傾きが徐々に緩やかになる形を選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:規模が大きくなるほど生産性が上昇しています。式では生産性は低下するため、当てはまりません。
- イ:規模が大きくなるほど生産性が上昇し、上昇の度合いも強くなっています。式の傾向と逆です。
- ウ:生産性は低下していますが、規模が大きくなるほど低下の度合いが強くなっています。式では低下の度合いは緩やかになるため、当てはまりません。
- エ:規模が大きくなるほど生産性が低下し、その低下の度合いが緩やかになります。式から導かれる形です。
よくある誤解
- 開発工数の増加と開発生産性の増加を混同すること
開発規模が大きくなると開発工数は増えますが、生産性は「規模÷工数」なので、同じように増えるとは限りません。 - 開発工数の指数だけを見て、生産性の指数を判断すること
生産性では開発規模を工数で割るため、指数は になります。 - 下降する曲線ならどれでもよいと考えること
下降の向きだけでなく、下降の度合いが強まるのか、弱まるのかも確認します。
補足コラム
開発工数は なので、規模に比例する よりも速い割合で増加します。そのため、規模が大きくなるほど、開発規模に対する工数の比率が高くなり、生産性は低下します。
FAQ
Q. 生産性の指数が負だと、なぜグラフは下降するのですか?
A. なので、 が大きくなるほど分母が増え、値が小さくなるためです。
A. なので、 が大きくなるほど分母が増え、値が小さくなるためです。
Q. なぜ下降の度合いが徐々に弱くなるのですか?
A. 生産性は で表され、規模が大きくなるほど曲線の傾きの絶対値が小さくなるためです。
A. 生産性は で表され、規模が大きくなるほど曲線の傾きの絶対値が小さくなるためです。
関連キーワード: COCOMO、開発工数、開発規模、開発生産性、べき乗則

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