戦国IT - 情報処理技術者試験の過去問対策サイト
ブログお知らせお問い合わせ料金プラン

システム監査技術者 2020年 午前2 問08


問題文

提案依頼書(RFP)によるベンダ選定手続に関するシステム監査で判明した状況のうち、監査人が、指摘事項として監査報告書に記載すべきものはどれか。

選択肢

ア:RFPに、システム化要求事項のほか、あるべき業務モデルも添付していた。
イ:RFP発行後、問合せをしてきたITベンダだけに対して追加資料を提供していた。(正解)
ウ:提案を希望するITベンダだけを集めて、RFP説明会を実施していた。
エ:予算額の範囲を、RFPに明示していた。

🔒 解説は解答すると表示されます

RFPによるベンダ選定の公平性【午前2解説】

正解の理由

監査人が指摘すべきなのは、イです。
RFP(提案依頼書)を発行した後、問合せをしたベンダだけに追加資料を提供すると、ベンダ間で得られる情報に差が生じます。情報の差は提案内容や見積りに影響し、公平な比較・選定を妨げるおそれがあります。
問合せへの回答や追加資料は、原則として提案を希望するすべてのベンダに共有し、各社が同じ条件で提案できるようにする必要があります。

解法ステップ

  1. RFPによるベンダ選定では、各ベンダに同じ前提条件や情報が示されているかを確認します。
  2. 選択肢の中から、特定のベンダだけが有利になる状況を探します。
  3. 問合せをしたベンダだけに追加資料を提供するイは、情報提供に差が生じるため、指摘事項に該当します。

選択肢別の誤答解説

  • ア:システム化要求事項に加えて、目指す業務のモデルを示すことは、ベンダが提案内容を検討するための情報になります。それ自体は指摘事項ではありません。
  • イ:問合せをしたベンダだけに追加資料を提供すると、情報提供の公平性が損なわれます。監査上の指摘事項です。
  • ウ:提案を希望するベンダを対象にRFP説明会を実施することは、一般に問題ありません。説明内容や質疑応答の結果を参加ベンダ間で共有し、情報格差を防ぐことが重要です。
  • エ:予算額の範囲をRFPに明示することは、ベンダが予算に合った提案を作成するために役立ちます。それ自体は指摘事項ではありません。

よくある誤解

  • 問合せをしたベンダだけに回答すればよいと思う
    回答内容が提案に影響する場合、ほかのベンダにも共有しないと情報格差が生まれます。
  • 説明会に全ベンダが参加しなければ不公平だと思う
    参加を希望するベンダを対象に実施すること自体は問題ではありません。説明内容などを参加者間で公平に扱うことが大切です。
  • 予算を公開すると必ず不適切だと思う
    予算範囲の明示は、提案内容を予算に合わせてもらうための方法の一つです。公開の適否は調達方針などによります。

補足コラム

RFPの評価では、提案内容だけでなく、調達手続の公平性や透明性も重要です。問合せへの回答を特定のベンダだけに伝えると、ほかのベンダは不利な条件で提案を作成することになります。問合せと回答を記録し、必要な情報を対象ベンダ全体に共有する運用が有効です。

FAQ

問合せがあった内容は、必ずすべてのベンダに公開する必要がありますか?
提案の前提や評価に影響する内容は、対象となるベンダ全体に共有するのが基本です。個別の事務連絡など、他社の提案に影響しない内容まで一律に共有する必要があるとは限りません。
追加資料を後から出すこと自体が問題ですか?
追加資料の提供自体が問題なのではありません。特定のベンダにだけ提供するなど、ベンダ間で情報格差を生じさせることが問題です。

関連キーワード: RFP、ベンダ選定、公平性、情報共有、システム監査
← 前の問題へこの年度をクイズで解く次の問題へ →
戦国ITクイズ機能

\ せっかくなら /

システム監査技術者を
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する→

すぐに利用可能!

©︎2026 情報処理技術者試験対策アプリ

このサイトについてブログプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について