システム監査技術者 2021年 午前2 問11
問題文
サービス提供時間帯が毎日6~20時のシステムにおいて、ある月の停止時間、修復時間及びシステムメンテナンス時間は次のとおりであった。この月のサービス可用性は何%か。ここで、1か月の稼働日数は30日であって、サービス可用性(%)は小数第2位を四捨五入するものとする。
〔停止時間、修復時間及びシステムメンテナンス時間〕
・システム障害によるサービス提供時間内の停止時間:7時間
・システム障害への対処に要したサービス提供時間外の修復時間:3時間
・サービス提供時間外のシステムメンテナンス時間:8時間
選択肢
ア:95.7
イ:97.6
ウ:98.3(正解)
エ:99.0
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サービス可用性の計算【午前2解説】
正解の理由
サービス可用性は、サービスを提供する予定の時間のうち、実際にサービスを提供できた時間の割合です。
毎日のサービス提供時間は、6時から20時までの14時間です。1か月のサービス提供予定時間は、時間です。
このうち、サービス提供時間内にシステム障害で停止した7時間を差し引きます。サービス提供時間外の修復時間3時間とメンテナンス時間8時間は、サービス提供予定時間に含まれないため、計算には影響しません。
したがって、サービス可用性は次のとおりです。
小数第2位を四捨五入すると98.3%です。よって、ウが正解です。
解法ステップ
-
1日のサービス提供時間を求めます。
時間です。 -
1か月のサービス提供予定時間を求めます。
時間です。 -
サービス提供時間内の停止時間を差し引きます。
稼働時間は時間です。 -
稼働時間をサービス提供予定時間で割り、百分率にします。
です。 -
指定どおり小数第2位を四捨五入し、98.3%とします。
選択肢別の誤答解説
-
ア:95.7%
サービス提供時間外の修復時間やメンテナンス時間まで、停止時間として差し引いた場合などに生じる値です。可用性の計算では、サービス提供予定時間内の停止だけを考えます。 -
イ:97.6%
サービス提供時間外の時間を分母に含めるなど、サービス提供時間の範囲を誤って計算した場合に近い値になります。分母はサービス提供予定時間の420時間です。 -
ウ:98.3%
サービス提供時間内の停止時間7時間だけを差し引いて計算した値です。 -
エ:99.0%
サービス提供時間内の停止時間を小さく見積もるなど、停止時間の扱いを誤った場合に近い値です。停止時間は7時間すべて差し引きます。
よくある誤解
-
修復にかかった時間はすべて停止時間になる
修復時間のうち、サービス提供時間内に発生した停止だけが可用性に影響します。サービス提供時間外の修復時間は、今回の計算では差し引きません。 -
メンテナンス時間は必ず停止時間に含める
サービス提供時間外のメンテナンスは、サービスを提供する予定の時間に含まれないため、可用性の計算対象外です。 -
分母は1か月の日数や24時間を基準にする
この問題では、サービス提供時間帯である毎日14時間が基準です。24時間×30日ではありません。
補足コラム
可用性の基本式は、次のとおりです。
重要なのは、停止時間が「サービス提供予定時間内」に発生したかどうかです。サービス提供時間外の作業時間を、機械的に停止時間へ加算しないようにしましょう。
FAQ
Q. 修復時間がサービス提供時間内に発生していた場合はどうなりますか?
A. その時間にサービスを提供できていなければ、サービス提供時間内の停止時間として差し引きます。
A. その時間にサービスを提供できていなければ、サービス提供時間内の停止時間として差し引きます。
Q. メンテナンスがサービス提供時間内に行われた場合はどうなりますか?
A. サービスを提供できなかった時間であれば、可用性の計算上、停止時間として扱います。
A. サービスを提供できなかった時間であれば、可用性の計算上、停止時間として扱います。
関連キーワード: サービス可用性、稼働率、サービス提供時間、停止時間、修復時間

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