システム監査技術者 2024年 午前2 問23
問題文
JIS X 25010:2013(システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)—システム及びソフトウェア品質モデル)によれば、システム及び/又はソフトウェア製品の品質特性の定義のうち、“性能効率性”の定義はどれか。
選択肢
ア:意図した保守者によって、製品又はシステムが修正することができる有効性及び効率性の度合い
イ:明記された状態(条件)で使用する資源の量に関係する性能の度合い(正解)
ウ:明示された時間帯で、明示された条件下に、システム、製品又は構成要素が明示された機能を実行する度合い
エ:明示された状況下で使用するとき、明示的ニーズ及び暗黙のニーズを満足させる機能を、製品又はシステムが提供する度合い
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性能効率性【午前2解説】
正解の理由
性能効率性とは、明記された条件の下で、システムやソフトウェアが使用する資源の量に対して、どの程度の性能を発揮するかを表す品質特性です。
したがって、「明記された状態(条件)で使用する資源の量に関係する性能の度合い」とするイが該当します。ここでいう資源には、処理時間、メモリ、CPU、ネットワーク帯域幅などがあります。
解法ステップ
- 品質特性の定義にあるキーワードに注目します。
- 「資源の量」と「性能」の関係を述べている選択肢を探します。
- 資源の使用量に関する説明であるイを選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:保守者が製品やシステムを修正できる度合いを述べています。これは保守性に関する説明です。
- イ:明記された条件下で使用する資源の量に関係する性能を述べており、性能効率性の定義です。
- ウ:明示された機能を、指定された条件や時間帯で実行できる度合いを述べています。これは信頼性に関する説明です。
- エ:明示的・暗黙的なニーズを満たす機能を提供する度合いを述べています。これは機能適合性に関する説明です。
よくある誤解
- 性能効率性を、処理速度だけの特性だと考える
性能だけでなく、その性能を得るために必要な資源の量も関係します。 - 資源の量を、費用や人員だけに限定する
CPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク帯域幅なども対象です。 - 「時間」だけを見て信頼性と混同する
指定された機能を指定条件で実行できる度合いは信頼性に関係します。資源の使用量との関係に注目すると区別できます。
補足コラム
性能効率性は、具体的には次のような観点から評価されます。
- 時間効率性:応答時間や処理時間など
- 資源利用性:CPUやメモリなどの使用量
- 容量:処理できるデータ量や同時利用者数など
「速いか」だけでなく、「どれだけの資源を使ってその性能を実現するか」まで含めて考えるのがポイントです。
FAQ
Q. メモリ使用量が少なければ、性能効率性が高いといえますか?
A. メモリ使用量は評価対象の一つですが、それだけでは判断できません。必要な処理性能や応答時間なども、あわせて考える必要があります。
A. メモリ使用量は評価対象の一つですが、それだけでは判断できません。必要な処理性能や応答時間なども、あわせて考える必要があります。
Q. 処理が速ければ、必ず性能効率性が高いのですか?
A. 必ずしもそうとは限りません。処理が速くても、そのために過大なCPUやメモリを使う場合は、資源の使用量との関係も評価する必要があります。
A. 必ずしもそうとは限りません。処理が速くても、そのために過大なCPUやメモリを使う場合は、資源の使用量との関係も評価する必要があります。
関連キーワード: 性能効率性、時間効率性、資源利用性、容量、品質特性、JIS X 25010

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