登録販売者 2019年 中国・四国 問61
問題文
かぜ(感冒)及びかぜ薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a かぜは、単一の疾患ではなく、医学的にはかぜ症候群といい、主にウイルスが鼻や喉などに感染して起こる上気道の急性炎症の総称である。
b かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去することにより、咳や発熱などの諸症状の緩和を図るものである。
c 発熱、咳など症状がはっきりしているかぜの場合には、症状を効果的に緩和させるため、かぜ薬(総合感冒薬)よりも、解熱鎮痛薬、鎮咳去痰薬などを選択することが望ましい。
d かぜ薬の重篤な副作用は、配合されている解熱鎮痛成分(生薬成分を除く。)によるものが多い。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
3:a:誤、b:誤、c:正、d:正
4:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
5:a:正、b:誤、c:正、d:正(正解)
🔒 解説は解答すると表示されます
かぜ薬の作用と選び方【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:かぜ薬はウイルスを退治する薬ではなく、かぜの諸症状を和らげる対症療法薬です。
正しい組合せは 5 です。aは正、bは誤、cは正、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」のかぜ薬に関する項目です。
解法ステップ
- aの「かぜ症候群」「上気道の急性炎症」という表現は、かぜの説明として手引きに沿っています。
- bの「ウイルスの増殖を抑えたり、体内から除去する」という部分に注目します。かぜ薬はウイルスに直接働く薬ではありません。
- cは、症状がはっきりしている場合に、症状に合った薬を選ぶという考え方です。
- a〜dの正誤を組み合わせると、5が残ります。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
かぜは単一の病気ではなく、医学的には「かぜ症候群」といいます。主にウイルスが鼻や喉などに感染して起こる、上気道(鼻や喉など、空気の通り道の上部)の急性炎症の総称です。 -
b 誤り
×「ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去する」→ ○「ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するものではない」
かぜ薬は、咳や発熱などの症状を和らげる薬です。症状に対処する治療を「対症療法」といいます。 -
c 正しい
発熱や咳など、つらい症状がはっきりしている場合は、その症状に対応する薬を選ぶことが望ましいとされています。総合感冒薬には複数の成分が配合されるため、症状に必要のない成分まで使うと、副作用のリスクを高めることがあります。 -
d 正しい
かぜ薬の重篤な副作用は、配合されている解熱鎮痛成分のうち、生薬成分を除く成分によるものが多いとされています。「生薬成分を除く」という条件を読み落とさないようにします。
組合せの確認
- 1は「a正・b正・c正・d誤」です。bとdが正しい組合せと異なります。
- 2は「a誤・b正・c誤・d誤」です。a・b・c・dのすべてが正しい組合せと異なります。
- 3は「a誤・b誤・c正・d正」です。aが正しい組合せと異なります。
- 4は「a正・b誤・c誤・d誤」です。cとdが正しい組合せと異なります。
- 5は「a正・b誤・c正・d正」で、各記述の正誤が一致します。
よくある誤解
- 「かぜ薬」という名前から、ウイルスを退治する薬だと思う:かぜ薬は、ウイルスを除去するものではなく、症状を和らげる薬です。
- 総合感冒薬のほうが、症状に合わせた薬より常に適していると思う:症状がはっきりしている場合は、症状に合った薬を選ぶことが望ましいとされています。
- dの「生薬成分を除く」を読み飛ばす:重篤な副作用についての記述では、対象となる成分の範囲に注意します。
補足コラム
かぜの原因はウイルスが多いものの、すべてがウイルスによるとは限りません。手引きでは、かぜの約8割がウイルス感染によるとされています。かぜ薬は原因そのものではなく、咳や発熱などの症状を和らげる薬だと整理しましょう。
FAQ
かぜの症状が複数あるときは、総合感冒薬を選ぶのが基本ですか?
必ずしもそうとは限りません。症状がはっきりしている場合は、症状に合わせた薬を選ぶことが望ましいとされています。
必ずしもそうとは限りません。症状がはっきりしている場合は、症状に合わせた薬を選ぶことが望ましいとされています。
インフルエンザも、かぜと同じように扱いますか?
インフルエンザもウイルスによる呼吸器感染症ですが、感染力が強く、重症化しやすいため、かぜとは区別して扱われます。
インフルエンザもウイルスによる呼吸器感染症ですが、感染力が強く、重症化しやすいため、かぜとは区別して扱われます。
関連キーワード: かぜ症候群、かぜ薬、対症療法、解熱鎮痛成分、総合感冒薬

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
