戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2019年 奈良・関西広域連合・福井 問120


問題文

一般用医薬品の添付文書で、「相談すること」とされている基礎疾患と、主な医薬品成分の関係の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
[基礎疾患] [成分] a 甲状腺疾患 - ポビドンヨード b 高血圧 - フェニレフリン塩酸塩 c 肝臓病 - マオウ d てんかん - ジプロフィリン

選択肢

1:a:誤、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
3:a:正、b:誤、c:正、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:正、b:誤、c:正、d:正

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基礎疾患と相談成分の対応【登録販売者解説】

正解の理由

甲状腺疾患―ポビドンヨード、高血圧―フェニレフリン塩酸塩、てんかん―ジプロフィリンは「相談すること」に該当します。
正しい組合せは2です。記述は a:正、b:正、c:誤、d:正 です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の、基礎疾患と成分の注意に関する項目です。

解法ステップ

  1. ポビドンヨードを見たら、甲状腺疾患との関係を確認します。甲状腺疾患の治療に影響するおそれがあるため、aは正しい組合せです。
  2. フェニレフリン塩酸塩はアドレナリン作動成分です。交感神経を刺激して血圧を上げるおそれがあるため、高血圧との組合せであるbは正しいです。
  3. マオウが肝臓病の欄に挙げられているかを確認します。肝臓病との組合せとして示されていないため、cは誤りです。
  4. ジプロフィリンは中枢神経系を興奮させる作用があり、てんかんとの組合せであるdは正しいです。a・b・dが正、cが誤となる2に絞れます。

選択肢別の誤答解説

各記述の確認

  • a 甲状腺疾患―ポビドンヨード:正しいです。
    ポビドンヨードはヨウ素を含む成分です。甲状腺へのヨウ素の取り込みが増える可能性があり、甲状腺疾患の治療に影響するおそれがあるため、「相談すること」とされています。
  • b 高血圧―フェニレフリン塩酸塩:正しいです。
    フェニレフリン塩酸塩はアドレナリン作動成分です。交感神経を刺激して血圧を上昇させ、高血圧を悪化させるおそれがあります。
  • c 肝臓病―マオウ:誤りです。
    手引きでは、肝臓病との関係で注意する成分として、解熱鎮痛成分などが挙げられています。マオウはこの肝臓病の組合せには当たりません。成分が「相談すること」に登場する場合でも、どの基礎疾患と結び付いているかを確認しましょう。
  • d てんかん―ジプロフィリン:正しいです。
    ジプロフィリンはキサンチン系成分で、中枢神経系を興奮させる作用があります。そのため、てんかんの発作を引き起こすおそれがあります。

選択肢の組合せ確認

  • 選択肢1は、a・c・dを「誤・正・誤」としています。aとdは正しい記述なので、この3か所が正解の正誤と異なります。
  • 選択肢3は、b・c・dを「誤・正・誤」としています。bとdは正しく、cは誤りなので、3記述の正誤が異なります。
  • 選択肢4は、aを誤りとしています。ポビドンヨードは甲状腺疾患との組合せで正しいため、aが異なります。
  • 選択肢5は、bを誤り、cを正しいとしています。フェニレフリン塩酸塩と高血圧の組合せは正しく、マオウと肝臓病の組合せは誤りなので、b・cが異なります。

よくある誤解

  • 成分名だけを覚え、注意が必要な基礎疾患との組合せを見落とすことがあります。成分と疾患をセットで覚えましょう。
  • 「相談すること」を「必ず使用できない」と読み替えるのは誤りです。これは、使用前に医師や薬剤師などに相談するよう添付文書に記載される項目です。
  • マオウが別の基礎疾患との関係で注意されることから、肝臓病にも当てはまると考えるのは誤りです。注意の対象となる疾患ごとに整理してください。

補足コラム

アドレナリン作動成分は、交感神経を刺激する成分です。フェニレフリン塩酸塩のように血圧を上げるおそれがある成分は、高血圧との対応が問われます。一方、ジプロフィリンは中枢神経系への作用がポイントとなり、てんかんとの対応で見分けます。

FAQ

Q. 「相談すること」と「してはいけないこと」は同じですか?
A. 同じではありません。「相談すること」は、使用前に医師や薬剤師などへ相談するよう記載される項目です。「してはいけないこと」は、使用を避けるべき場合を示します。
Q. 成分が複数の基礎疾患と関係することはありますか?
A. あります。成分名だけで判断せず、手引きに示されている成分と基礎疾患の組合せを確認することが大切です。

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