戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2019年 奈良・関西広域連合・福井 問60


問題文

尿タンパク及び尿タンパク検査薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 尿中のタンパク値に異常を生じる要因に尿路結石や腎炎などがある。 b 腎臓に病気がなければ、激しい運動をした後に尿タンパクが出ることはない。 c 正確な検査結果を得るため、検査薬を長い間尿に浸しておく必要がある。 d 検査結果で尿タンパクが陰性であれば、症状があっても、医療機関の受診を考える必要はない。

選択肢

1:a:誤、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤
3:a:正、b:正、c:誤、d:正
4:a:正、b:誤、c:誤、d:誤(正解)
5:a:誤、b:誤、c:誤、d:誤

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尿タンパク検査薬の扱い【登録販売者解説】

正解の理由

尿タンパクの異常要因には腎臓や尿路の病気があり、検査結果は採尿条件や検査薬の扱いにも左右されます。
正しい組合せは4で、aは正、b・c・dは誤りです。根拠は「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「尿糖・尿タンパク検査薬」です。

解法ステップ

  1. aの「尿路結石」に注目します。尿路の異常は、尿タンパク値に異常を生じる要因に含まれます。
  2. bの「出ることはない」という断定を確認します。尿タンパク検査では、激しい運動の直後は避けることとされています。
  3. cの「長い間尿に浸す必要がある」は、検査薬の扱いとして適切かを見ます。
  4. dの「陰性なら受診を考えなくてよい」は、症状がある場合の対応と照らして判断します。

選択肢別の誤答解説

  • a:正しいです。 腎炎(じんえん)など腎臓の機能障害のほか、尿路結石(にょうろけっせき)や膀胱炎(ぼうこうえん)など尿路の異常も、尿タンパク値に異常を生じる要因です。
  • b:誤りです。 「腎臓に病気がなければ、尿タンパクが出ることはない」とは言えません。手引きでは、尿タンパク検査は原則として早朝尿を用い、激しい運動の直後は避けるとされています。運動の直後は検査結果に影響する可能性があるためです。
  • c:誤りです。 検査薬を長い間尿に浸すと、検出成分が溶け出して正確な結果が得られなくなることがあります。使用方法に従って検査します。
  • d:誤りです。 尿タンパクが陰性でも、何らかの症状がある場合は、再検査するか医療機関を受診して医師に相談するなどの対応が必要です。検査結果だけで疾患の有無を判断することはできません。

よくある誤解

  • 「〜ことはない」という断定を見落とすことがあります。 激しい運動の直後は検査を避けるため、「腎臓に病気がなければ尿タンパクは出ない」とは言い切れません。
  • 「長く浸すほど正確」と考えがちです。 この検査薬では、長時間尿に浸すと検出成分が溶け出すおそれがあります。
  • 陰性を「病気がない」と読み替えるのは誤りです。 症状がある場合は、陰性でも再検査や医療機関への相談が必要になることがあります。

補足コラム

尿糖・尿タンパク検査薬は、尿中に糖やタンパク質があるかを調べるものです。検査結果だけで、病気の有無や種類を確定することはできません。また、検査対象外の物質による反応などで、実際とは異なる結果が出る可能性を完全になくすことも困難です。

FAQ

採尿のとき、中間尿が望ましいのはなぜですか?
出始めの尿には、尿道や外陰部に付着した細菌や分泌物が混ざることがあるためです。途中からの尿を採取すると、その混入を避けやすくなります。

関連キーワード: 尿タンパク、尿タンパク検査薬、早朝尿、尿路結石、検査結果の受診勧奨
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