登録販売者 2020年 中国・四国 問18
問題文
以下のうち、亜急性脊髄視神経症(スモン)の原因となったものはどれか。
選択肢
1:ニコチン製剤
2:キノホルム製剤(正解)
3:アスピリン
4:インターフェロン製剤
5:塩酸フェニルプロパノールアミン
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スモンとキノホルム製剤【登録販売者解説】
正解の理由
スモンの原因として覚えるのは、整腸剤として販売されていたキノホルム製剤です。
原因となったものは2のキノホルム製剤です。手引きには、キノホルム製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症(あきゅうせいせきずいししんけいしょう。スモン)に罹患したことへの損害賠償訴訟と説明されています。根拠は、第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の薬害訴訟に関する項目です。『試験問題の作成に関する手引き』では、原因となった製剤だけでなく、当時は整腸剤として販売されていたことも示されています。
解法ステップ
- 「亜急性脊髄視神経症(スモン)」という病名を見たら、原因となった製剤を思い出します。
- 「整腸剤として販売されていたキノホルム製剤」という組合せを確認します。
- 「整腸剤」という当時の用途に惑わされず、原因物質の名前が一致する2を選びます。
選択肢別の誤答解説
-
1:ニコチン製剤
ニコチンを含む製剤です。スモンの原因として手引きに挙げられているのは、ニコチン製剤ではなくキノホルム製剤です。 -
2:キノホルム製剤
正しい選択肢です。整腸剤として販売されていたキノホルム製剤の使用が、スモンの原因となりました。 -
3:アスピリン
アスピリンは解熱鎮痛成分です。小児への使用上の注意などが手引きに記されていますが、スモンの原因ではありません。 -
4:インターフェロン製剤
手引きでは、小柴胡湯(しょうさいことう)との相互作用によって間質性肺炎を起こしやすくなることが説明されています。スモンの原因となった製剤ではありません。 -
5:塩酸フェニルプロパノールアミン
鼻みずや鼻づまりなどの症状を緩和する目的で、鼻炎用内服薬やかぜ薬などに配合されていた成分です。スモンの原因ではありません。
よくある誤解
- 「整腸剤として使われていたのだから、安全性に問題はなかった」と考えるのは誤りです。当時の用途と、後に明らかになった健康被害は分けて覚えます。
- インターフェロン製剤も手引きに登場しますが、関連するのは小柴胡湯との併用による間質性肺炎です。スモンの原因と混同しないようにしましょう。
- アスピリンや塩酸フェニルプロパノールアミンも副作用・安全対策の文脈で問われますが、スモンとの組合せではありません。
補足コラム
スモンでは、腹部の膨満感や腹痛を伴う下痢に続き、しびれや脱力、歩行困難などが現れることがありました。手引きでは、スモン訴訟を薬害に関する事例として取り上げています。
FAQ
Q. 「スモン」という名前は何に由来しますか?
A. 英語名「Subacute Myelo-Optico-Neuropathy」の頭文字を取った呼び名です。
A. 英語名「Subacute Myelo-Optico-Neuropathy」の頭文字を取った呼び名です。
Q. 試験では「キノホルム製剤」以外に何を覚えるとよいですか?
A. 「整腸剤として販売されていた」という当時の用途と、「使用によりスモンに罹患した」という関係をセットで覚えると、選択肢の入れ替えに気づきやすくなります。
A. 「整腸剤として販売されていた」という当時の用途と、「使用によりスモンに罹患した」という関係をセットで覚えると、選択肢の入れ替えに気づきやすくなります。
関連キーワード: スモン、キノホルム製剤、薬害訴訟、塩酸フェニルプロパノールアミン、インターフェロン製剤

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