登録販売者 2020年 中国・四国 問22
問題文
消化及び消化酵素に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 胃の内壁は粘膜で覆われ、その表面には無数の微細な孔があり、胃腺につながって塩酸(胃酸)のほか、ペプシノーゲンなどを分泌している。
b 膵液は、デンプンを分解するリパーゼ、脂質を分解するアミラーゼ(膵液アミラーゼ)など、多くの消化酵素を含んでいる。
c 胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、タンパク質の消化を容易にする。
d 唾液には、デンプンを分解する消化酵素が含まれる。
選択肢
1:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:正
4:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
5:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
🔒 解説は解答すると表示されます
消化酵素の働き【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:膵液のアミラーゼはデンプンを分解し、リパーゼは脂質を分解します。
正しい組合せは5です。aは正、bは誤、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の消化器系に関する内容です。
解法ステップ
- aは「胃腺につながる孔から、塩酸やペプシノーゲンを分泌する」という胃の説明が合っているかを確認します。
- bは、膵液の酵素名と分解する物質の組合せに注目します。アミラーゼはデンプン、リパーゼは脂質です。
- cは、胆汁酸塩が助けるのはタンパク質の消化かどうかを見ます。
- dは、唾液にデンプンを分解する酵素が含まれるかを確認します。
選択肢別の誤答解説
-
a 正
胃の内壁は粘膜で覆われ、表面の微細な孔は胃腺につながっています。胃腺からは塩酸(胃酸)やペプシノーゲンなどが分泌されます。ペプシノーゲンは胃酸によって、タンパク質を消化する酵素のペプシンになります。 -
b 誤
×「デンプンを分解するリパーゼ、脂質を分解するアミラーゼ」→ ○「デンプンを分解するアミラーゼ、脂質を分解するリパーゼ」
アミラーゼとリパーゼの働きが入れ替わっています。アミラーゼはデンプンを、リパーゼは脂質を分解します。 -
c 誤
×「タンパク質の消化を容易にする」→ ○「脂質の消化を助ける」
胆汁酸塩は、タンパク質ではなく脂質の消化を助けます。胆汁酸塩は消化酵素ではありませんが、脂質の消化を助ける働きがあります。 -
d 正
唾液には、デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解する消化酵素が含まれています。これはプチアリン(唾液アミラーゼ)とも呼ばれます。
組合せの照合
- 選択肢1は、aを誤、cを正、dを誤としており、この3記述の正誤が異なります。
- 選択肢2は、cを正としており、cの正誤が異なります。
- 選択肢3は、bを正としており、bの正誤が異なります。
- 選択肢4は、aを誤、bを正、dを誤としており、この3記述の正誤が異なります。
- 選択肢5は、a正・b誤・c誤・d正の組合せです。
よくある誤解
- アミラーゼとリパーゼの対象を逆にする
「アミラーゼ=デンプン」「リパーゼ=脂質」とセットで覚えます。 - 胆汁を消化酵素と考える
胆汁は消化を助けますが、胆汁酸塩は消化酵素ではありません。 - 胃酸とペプシノーゲンを同じ働きだと考える
ペプシノーゲンは胃酸によってペプシンに変わり、タンパク質の消化に働きます。
補足コラム
消化酵素は、消化する物質との組合せで整理すると混同しにくくなります。
FAQ
Q. 胃酸は消化酵素ですか?
A. いいえ。胃酸は胃の中を酸性に保ち、ペプシノーゲンをペプシンに変える働きがあります。タンパク質を消化する酵素はペプシンです。
A. いいえ。胃酸は胃の中を酸性に保ち、ペプシノーゲンをペプシンに変える働きがあります。タンパク質を消化する酵素はペプシンです。
Q. 唾液の消化酵素は、デンプンを何に分解しますか?
A. デキストリンや麦芽糖に分解します。
A. デキストリンや麦芽糖に分解します。
関連キーワード: アミラーゼ、リパーゼ、ペプシノーゲン、ペプシン、胆汁酸塩、プチアリン

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
