登録販売者 2020年 中国・四国 問23
問題文
呼吸器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 呼吸器は常時外気と接触する器官であり、様々な異物、病原物質の侵入経路となるため、幾つもの防御機構が備わっている。
b 呼吸器系は、呼吸を行うための器官系で、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなる。
c 肺では、その筋組織によって自力で拡張・収縮して呼吸運動が行われている。
d 咽頭は、喉頭と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官で、軟骨の突起した部分がいわゆる「のどぼとけ」である。
選択肢
1:a:誤、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:誤(正解)
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
5:a:正、b:正、c:誤、d:正
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呼吸器系の構造と防御機構【登録販売者解説】
正解の理由
呼吸器は外気に触れるため防御機構を備え、肺は自力で呼吸運動を行わず、「咽頭」と「喉頭」は別の器官です。
正しい組合せは 2 です。a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」の呼吸器系です。
解法ステップ
- aの「外気と接触」「防御機構」は、呼吸器系の特徴として正しい内容です。
- bの器官名を確認します。呼吸器系は、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺からなります。
- cは「肺の筋組織が自力で」とする部分に注目します。肺そのものが自力で拡張・収縮するわけではありません。
- dは「咽頭」と「喉頭」の取り違えです。「のどぼとけ」に関係するのは喉頭です。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
呼吸器は常に外気と接触し、異物や病原物質が体内に入る経路にもなります。そのため、鼻毛や粘膜など、侵入を防ぐ仕組みが備わっています。 -
b 正しい
呼吸器系を構成する器官の列挙は正しいです。咽頭は呼吸器の気道に属する一方で、消化管にも属します。 -
c 誤り
肺は、その筋組織によって自力で拡張・収縮する器官ではありません。肺は胸郭や呼吸に関わる筋肉の動きに伴って膨らんだり縮んだりします。「肺が自力で呼吸運動をする」という記述が誤りです。 -
d 誤り
×(咽頭は喉頭と気管の間にある器官)→ ○(喉頭は咽頭と気管の間にある器官)
軟骨に囲まれ、「のどぼとけ」に関係するのは喉頭です。咽頭は鼻腔・口腔につながり、気道と消化管の両方に属します。
よくある誤解
- 「咽頭」と「喉頭」は似た名前なので、説明も入れ替えやすいです。「のどぼとけ」や気管とのつながりが出たら、喉頭と判断します。
- **「肺で呼吸する」ことと「肺が自力で動く」ことは別です。**肺は呼吸運動に関わりますが、自ら筋肉で拡張・収縮するわけではありません。
- **呼吸器系の器官を、気道だけで覚えないようにします。**手引きでは鼻腔から肺までを呼吸器系として挙げています。
補足コラム
気道は、鼻腔から気管支までの空気の通り道です。咽頭・喉頭までが上気道、気管から気管支、肺までが下気道です。なお、咽頭は飲食物が通る経路にも関わるため、気道だけに属する器官ではありません。
FAQ
Q. 鼻毛や鼻汁も呼吸器の防御機構ですか?
A. はい。鼻毛は空気中の塵や埃を吸い込まないようにするフィルターの役目を果たし、鼻汁は粘膜を保護するなどの働きをします。
A. はい。鼻毛は空気中の塵や埃を吸い込まないようにするフィルターの役目を果たし、鼻汁は粘膜を保護するなどの働きをします。
Q. 咽頭は呼吸器系と消化器系のどちらに属しますか?
A. 両方に属します。空気の通り道であるとともに、飲食物が通る経路にも関わります。
A. 両方に属します。空気の通り道であるとともに、飲食物が通る経路にも関わります。
関連キーワード: 呼吸器系、気道、上気道、下気道、咽頭、喉頭、肺、呼吸運動

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