戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2020年 中国・四国 問27


問題文

鼻及び耳に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 鼻は、空気中を漂う物質を鼻腔内に吸い込み、その化学的刺激を感じとる。 b 鼻腔と副鼻腔を連絡する管は非常に狭いため、鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがある。 c 内耳にある前庭は、水平・垂直方向の加速度を感知する半規管と、体の回転や傾きを感知する耳石器官に分けられる。 d 鼓室の内部では、独立した微細な6つの耳小骨が鼓膜の振動を増幅して、外耳へ伝導する。

選択肢

1:a:正、b:誤、c:正、d:正
2:a:正、b:正、c:正、d:誤
3:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
4:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
5:a:正、b:正、c:誤、d:誤(正解)

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鼻・耳の感覚器官【登録販売者解説】

正解の理由

鼻は空気中の物質による刺激を感じ取り、副鼻腔は鼻腔とつながる細い管がふさがると炎症を起こすことがあります。耳石器官と半規管の役割は、問題文では逆にされています。
したがって、正しい組合せは5です。a・bは正しく、c・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の鼻腔・副鼻腔、耳の項目です。

解法ステップ

  1. aは、鼻が空気中を漂う物質の刺激を感じるという説明かを確認します。
  2. bは、副鼻腔と鼻腔をつなぐ管が狭く、粘膜の腫れで開口部がふさがりやすいという点に注目します。
  3. cは「耳石器官」と「半規管」が感知する動きを照らし合わせます。
  4. dは、耳小骨の数と、振動が伝わる先を確認します。

選択肢別の誤答解説

  • a 正しい
    鼻は、空気中を漂う物質の刺激を感じる嗅覚器(きゅうかくき)です。問題文の説明と一致します。
  • b 正しい
    鼻腔(びくう)と副鼻腔(ふくびくう)は細い管でつながっています。鼻腔の粘膜が腫れると、副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがあります。
  • c 誤り
    × 耳石器官と半規管の役割 → ○「水平・垂直方向の加速度」は耳石器官、「体の回転や傾き」は半規管
    前庭(ぜんてい)は、この2つに分けられます。問題文は、それぞれが感知する動きを逆にしています。
  • d 誤り
    ×「独立した微細な6つの耳小骨」→ ○「互いに連結した微細な3つの耳小骨」
    また、耳小骨は鼓膜の振動を増幅して、外耳ではなく内耳へ伝えます。鼓室(こしつ)の内部にある耳小骨の数と、振動の伝わる先の両方が誤りです。
組合せの確認
  • 選択肢1:aは正しいものの、bを誤り、c・dを正しいとしている点が違います。
  • 選択肢2:a・b・dの正誤は合っていますが、cを正しいとしている点が違います。
  • 選択肢3:a・bを誤り、dを正しいとしている点が違います。
  • 選択肢4:a・bを誤り、cを正しいとしている点が違います。
  • 選択肢5:a・bを正しく、c・dを誤りとする組合せです。

よくある誤解

  • cの「感知する動き」を逆に覚える
    水平・垂直方向の加速度は耳石器官、体の回転や傾きは半規管です。
  • dで「6つ」と「外耳」を見落とす
    耳小骨は3つで、鼓膜の振動を内耳へ伝えます。数だけでなく、伝わる先も確認しましょう。
  • 鼻の役割を呼吸だけと考える
    鼻は呼吸の通り道であると同時に、空気中の物質の刺激を感じる感覚器でもあります。

補足コラム

鼻腔の内壁は粘膜で覆われ、吸い込んだ空気に適度な湿り気と温もりを与えます。鼻毛は空気中の塵(ちり)や埃(ほこり)が入り込むのを防ぐ役割を持ちます。鼻は、感覚器であると同時に呼吸器の一部でもあります。

FAQ

Q. 鼓室はどこにつながっていますか?
A. 鼓室は耳管(じかん)という管で鼻腔や咽頭(いんとう)と通じています。耳管は、中耳と鼻腔・咽頭をつなぐ管です。
Q. 内耳には、前庭以外にどのような部分がありますか?
A. 聴覚器官である蝸牛(かぎゅう)があります。内耳は、聴覚に関わる部分と平衡感覚に関わる部分からなります。

関連キーワード: 嗅覚、鼻腔、副鼻腔、前庭、耳石器官、半規管、耳小骨
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