登録販売者 2020年 中国・四国 問79
問題文
強心作用を期待して用いられる生薬成分に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
( a )は、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を鎮める等の作用があるとされる。
( b )は、シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、若しくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる。
( c )は、ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、皮膚や粘膜に触れると局所麻酔作用を示す。
選択肢
1:ゴオウ、リュウノウ、センソ
2:ロクジョウ、リュウノウ、ジャコウ
3:ゴオウ、ロクジョウ、ジャコウ
4:ロクジョウ、リュウノウ、センソ
5:ゴオウ、ロクジョウ、センソ(正解)
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強心作用をもつ生薬成分【登録販売者解説】
正解の理由
ゴオウ=ウシの胆石、ロクジョウ=シカの幼角、センソ=ヒキガエルの毒腺分泌物です。
正しい組合せは5です。(a)はゴオウ、(b)はロクジョウ、(c)はセンソが入ります。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の強心薬に関する記載です。
解法ステップ
- 「ウシの胆嚢(たんのう)中に生じた結石」から、(a)はゴオウと判断します。
- 「シカの雄の角化前後の幼角」から、(b)はロクジョウと判断します。
- 「ヒキガエルの毒腺の分泌物」と「皮膚や粘膜に触れると局所麻酔(きょくしょますい)作用」から、(c)はセンソと判断します。
- ゴオウ・ロクジョウ・センソの並びを選びます。
選択肢別の誤答解説
記述ごとの見分け方
- (a)ゴオウ:ウシの胆嚢中に生じた結石が基原です。強心作用のほか、末梢(まっしょう)血管の拡張による血圧降下や、興奮を鎮める作用があるとされます。
- (b)ロクジョウ:シカの雄の、まだ角化していない、またはわずかに角化した幼角(ようかく)が基原です。強心作用のほか、強壮、血行促進などの作用があるとされます。
- (c)センソ:ヒキガエル科のシナヒキガエルなどの毒腺(どくせん)の分泌物が基原です。皮膚や粘膜に触れると局所麻酔作用を示します。
よくある誤解
- リュウノウとロクジョウの取り違えに注意します。リュウノウは中枢神経系への刺激による「気つけ」、ロクジョウはシカの幼角です。
- 強心作用がある生薬なら、どの記述にも当てはまると思い込まないことが大切です。基原や特徴的な作用まで確認します。
- ジャコウも強心作用を期待して用いられますが、(c)の「ヒキガエルの毒腺分泌物」「局所麻酔作用」には当たりません。
補足コラム
手引きでは、強心成分としてセンソ、ゴオウ、ジャコウ、ロクジョウが挙げられています。名前だけでなく、基原も合わせて覚えると区別しやすくなります。
- センソ:ヒキガエルの毒腺分泌物
- ゴオウ:ウシの胆嚢中の結石
- ジャコウ:ジャコウジカの雄の麝香腺(じゃこうせん)分泌物
- ロクジョウ:シカの雄の幼角
FAQ
リュウノウは、強心作用を期待して用いる生薬ですか?
手引きでは、リュウノウは中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられるものとして説明されています。この問題では、その特徴をロクジョウと混同しないようにしましょう。
手引きでは、リュウノウは中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられるものとして説明されています。この問題では、その特徴をロクジョウと混同しないようにしましょう。
ゴオウやロクジョウは、強心薬以外にも配合されますか?
はい。手引きでは、強心薬のほか、小児五疳薬や滋養強壮保健薬などに配合される場合もあるとされています。
はい。手引きでは、強心薬のほか、小児五疳薬や滋養強壮保健薬などに配合される場合もあるとされています。
関連キーワード: 強心成分、ゴオウ、ロクジョウ、センソ、リュウノウ、ジャコウ

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