登録販売者 2020年 中国・四国 問99
問題文
以下の消毒薬の成分のうち、専ら器具、設備等の殺菌・消毒に用いられる成分の正しいものの組み合わせはどれか。
a 次亜塩素酸ナトリウム
b クレゾール石鹸液
c トリクロルイソシアヌル酸
d クロルヘキシジングルコン酸塩
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(b、c)
4:(b、d)
5:(c、d)
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器具・設備用の消毒成分【登録販売者解説】
正解の理由
次亜塩素酸ナトリウムとトリクロルイソシアヌル酸は、専ら器具・設備等の殺菌・消毒に用いられる成分です。
2の組合せは、aが対象、bは対象外、cが対象、dは対象外です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の「消毒薬」です。
2の組合せは、aが対象、bは対象外、cが対象、dは対象外です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の「消毒薬」です。
解法ステップ
- 「専ら器具・設備等」という条件に注目します。「器具にも使う」だけでなく、器具・設備等を主な使用対象とする成分かを見ます。
- 次亜塩素酸ナトリウムは塩素系、トリクロルイソシアヌル酸は有機塩素系の成分と確認します。
- クレゾール石鹸液とクロルヘキシジングルコン酸塩は、手指・皮膚にも用いられる成分です。したがって、aとcを含む組合せに絞れます。
選択肢別の誤答解説
-
a 次亜塩素酸ナトリウム:対象です。
塩素系殺菌消毒成分です。強い酸化力で殺菌・消毒作用を示しますが、皮膚への刺激性が強いため、通常は人体の消毒には用いられません。 -
b クレゾール石鹸液:対象外です。
手指・皮膚の消毒にも、器具等の殺菌・消毒にも用いられる成分です。「器具にも使う」ことは正しくても、「専ら器具・設備等に用いる」成分ではありません。 -
c トリクロルイソシアヌル酸:対象です。
有機塩素系殺菌消毒成分です。塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い成分です。 -
d クロルヘキシジングルコン酸塩:対象外です。
手指・皮膚に用いる殺菌消毒成分として扱われます。器具等に使われる場合があっても、「専ら器具・設備等に用いる成分」には当たりません。
よくある誤解
- 「器具にも使う」と「専ら器具に使う」を同じだと考えることに注意してください。クレゾール石鹸液は器具にも使われますが、手指・皮膚にも用いられます。
- 「塩素系」と「有機塩素系」を別の用途だと決めつけることもひっかけです。この問題では、次亜塩素酸ナトリウムとトリクロルイソシアヌル酸の両方が対象です。
- クロルヘキシジングルコン酸塩は殺菌消毒成分ですが、成分の分類だけで「専ら器具用」と判断しないようにしましょう。
補足コラム
次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系成分は、酸性の洗剤・洗浄剤と混ざると有毒な塩素ガスが発生するおそれがあります。また、吐瀉物(としゃぶつ)や血液などの消毒にも適していますが、有機物の影響を受けやすいため、対象物を洗浄してから使用した方が効果的です。
FAQ
Q. 次亜塩素酸ナトリウムとトリクロルイソシアヌル酸は、同じ分類ですか?
A. 同じではありません。次亜塩素酸ナトリウムは「塩素系」、トリクロルイソシアヌル酸は「有機塩素系」です。どちらも器具・設備等の消毒に関係しますが、分類名を区別して覚えましょう。
A. 同じではありません。次亜塩素酸ナトリウムは「塩素系」、トリクロルイソシアヌル酸は「有機塩素系」です。どちらも器具・設備等の消毒に関係しますが、分類名を区別して覚えましょう。
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