登録販売者 2020年 奈良・関西広域連合・福井 問06
問題文
アレルギーに関する記述について、誤っているものを一つ選べ。
選択肢
1:アレルギーは、一般的にあらゆる物質によって起こり得るものであるため、医薬品の薬理作用等とは関係なく起こり得る。
2:医薬品の有効成分だけでなく、基本的に薬理作用がない添加物も、アレルギーを引き起こす原因物質となり得る。
3:普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、病気等に対する抵抗力が低下している状態などの場合には、医薬品がアレルゲンになることがある。
4:アレルギーと遺伝的な要素は関連がない。(正解)
5:鶏卵や牛乳に対するアレルギーがある人では、使用を避けなければならない医薬品がある。
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アレルギーと遺伝的要素【登録販売者解説】
正解の理由
アレルギーは薬の作用とは別に起こり、体質や遺伝的な要素も関係します。
誤っているのは4です。記述1・2・3・5は正しく、記述4は誤りです。根拠は、手引きの第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」のアレルギーに関する項目です。正式には、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」といいます。
誤っているのは4です。記述1・2・3・5は正しく、記述4は誤りです。根拠は、手引きの第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」のアレルギーに関する項目です。正式には、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」といいます。
解法ステップ
- 「医薬品の薬理作用等とは関係なく起こり得る」に注目します。アレルギーは薬の薬理作用とは別に起こるため、記述1は正しいと判断できます。
- 「添加物」「抵抗力が低下している状態」「鶏卵や牛乳」も、手引きに記載されているアレルギーの原因・注意点です。
- 「遺伝的な要素は関連がない」という断定を確認します。手引きは体質的・遺伝的な要素があるとしているため、ここが誤りです。
選択肢別の誤答解説
- 記述1:正しいです。 アレルギーは、医薬品の薬理作用とは関係なく起こることがあります。原因物質は医薬品に限られず、一般にさまざまな物質がアレルゲン(アレルギーの原因物質)となり得ます。
- 記述2:正しいです。 有効成分だけでなく、基本的に薬理作用がない添加物もアレルゲンとなり得ます。「薬として作用する成分ではないから、アレルギーの原因にならない」とは限りません。
- 記述3:正しいです。 ふだん医薬品でアレルギーを起こしたことがない人でも、病気などで抵抗力が低下している状態では、医薬品がアレルゲンとなることがあります。
- 記述4:誤りです。 「遺伝的な要素は関連がない」という部分が誤りです。アレルギーには体質的・遺伝的な要素もあり、近い親族にアレルギー体質の人がいる場合も注意が必要です。
- 記述5:正しいです。 医薬品の中には、鶏卵や牛乳などを原材料として作られているものがあります。そのため、それらにアレルギーがある人では、使用を避けなければならない場合があります。
よくある誤解
- 「薬理作用とは関係なく起こる」と「薬がアレルギーの原因になることがある」は両立します。薬の効き方とは別に、免疫の反応としてアレルギーが起こるためです。
- 添加物は薬の主成分ではないので、アレルギーの原因にならないと思いがちです。しかし、添加物もアレルゲンとなり得ます。
- 「遺伝的な要素は関連がない」のような否定の断定は、手引きの記載と反対になっていないか確認が必要です。
補足コラム
添加物の例として、黄色4号(タートラジン)、カゼイン、亜硫酸塩などが手引きに挙げられています。また、鶏卵や牛乳にアレルギーがある人では、原材料に由来する成分などに注意が必要となる場合があります。
FAQ
Q. アレルギーと副作用は同じものですか?
A. 同じではありません。アレルギーは免疫が過敏に反応して起こるものです。一方、副作用は、医薬品を使ったときに生じる好ましくない反応を指します。
A. 同じではありません。アレルギーは免疫が過敏に反応して起こるものです。一方、副作用は、医薬品を使ったときに生じる好ましくない反応を指します。
関連キーワード: アレルギー、アレルゲン、添加物、遺伝的要素、鶏卵アレルギー、牛乳アレルギー

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