登録販売者 2020年 奈良・関西広域連合・福井 問08
問題文
医薬品の適正使用に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 症状に適切ではない一般用医薬品を選択し、改善しないまま使用し続けた場合、有害事象を招く危険性が増加する。
b 使用する人の誤解や認識不足に起因する不適正な使用を防止するには、医薬品の販売に従事する専門家が、購入者に正しい情報を適切に伝えていくことが重要である。
c 適正な使用がなされる限りは安全かつ有効な医薬品であっても、乱用された場合には薬物依存を生じることがある。
d 青少年は、薬物乱用の危険性に関する認識や理解が必ずしも十分でなく、好奇心から身近に入手できる薬物を興味本位で乱用することがある。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:正、b:正、c:正、d:正(正解)
🔒 解説は解答すると表示されます
不適正使用と薬物乱用【登録販売者解説】
正解の理由
不適切な選択・使用の継続や乱用は、有害事象や薬物依存につながることがあります。
正しい組合せは、a〜dがすべて正しい5です。厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「不適正な使用と有害事象」が根拠です。
解法ステップ
- aは「症状に適切ではない医薬品」と「改善しないまま使用し続ける」に注目します。不適切な使用では、有害事象の危険性が高くなります。
- bは、誤解や認識不足による不適正な使用を防ぐために、販売に従事する専門家が正しい情報を伝えるという内容です。
- cは「適正な使用」と「乱用」を分けて読みます。適正に使えば安全かつ有効な医薬品でも、乱用によって薬物依存を生じることがあります。
- dは、青少年の薬物乱用に関する理解が「必ずしも十分でない」ことと、好奇心から身近な薬物を乱用することがある、という内容です。以上から、すべて正しい組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい症状に合わない一般用医薬品を選び、改善しないまま使い続けると、症状の悪化や副作用、事故などの有害事象を招く危険性が高くなります。選択肢4はaを誤りとしていますが、この評価が違います。
-
b 正しい使用する人の誤解や認識不足による不適正な使用を防ぐには、専門家が購入者に正しい情報を適切に伝えることが重要です。選択肢3はbを誤りとしていますが、この評価が違います。
-
c 正しい適正に使用すれば安全かつ有効な医薬品であっても、乱用によって薬物依存を生じることがあります。選択肢2はcを誤りとしていますが、この評価が違います。
-
d 正しい青少年は薬物乱用の危険性への理解が必ずしも十分でないことがあり、好奇心から、身近に入手できる薬物を興味本位で乱用することがあります。一般用医薬品も薬物乱用の対象となり得ます。選択肢1はdを誤りとしていますが、この評価が違います。
よくある誤解
- 「適正に使えば安全かつ有効」と「乱用しても安全」を同じ意味だと考えることがあります。適正使用と乱用は分けて考えます。
- 薬物乱用は違法薬物だけの問題だと思いがちですが、一般用医薬品によっても生じ得ます。
- 「青少年は必ず薬物乱用をする」という意味ではありません。「乱用することがある」という記述です。
補足コラム
不適正な使用には、症状に合わない医薬品を選ぶことのほか、医薬品を本来の目的以外に使うことがあります。用量を意図的に超えて服用したり、医薬品や酒類などとみだりに一緒に摂取したりする乱用では、急性中毒や慢性的な臓器障害などの危険性が高まります。
FAQ
Q. 「依存性」と「習慣性」は同じ意味ですか?
A. 同じではありません。依存性は、物質が依存を形成する性質です。習慣性は、明確な依存を形成するほどではないものの、習慣的な使用につながりやすい性質を指します。
関連キーワード: 不適正な使用、有害事象、薬物乱用、薬物依存、習慣性

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
