登録販売者 2020年 奈良・関西広域連合・福井 問53
問題文
滋養強壮保健薬に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 滋養強壮保健薬は、体調の不調を生じやすい状態や体質の改善、特定の栄養素の不足による症状の改善などを目的として用いられる。
b 筋肉痛や関節痛の改善を促す作用を期待し、コンドロイチン硫酸ナトリウムとビタミンB1が配合されている保健薬が販売されている。
c ロクジョウが配合された滋養強壮保健薬は、ロクジョウの含有量により医薬部外品である場合もある。
d 脂溶性ビタミンが配合された滋養強壮保健薬を摂取する場合は、過剰摂取とならないように注意する。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
3:a:正、b:正、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
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滋養強壮保健薬の目的と区分【登録販売者解説】
正解の理由
滋養強壮保健薬は、体調や体質の改善などを目的とし、ロクジョウは医薬部外品ではなく医薬品に配合されます。
正しい組合せは 2 です。a・b・c・dは、順に正・正・誤・正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の「滋養強壮保健薬」です。
解法ステップ
- aの「体調の不調を生じやすい状態や体質の改善」が、滋養強壮保健薬の目的に合うかを確認します。
- bでは「コンドロイチン硫酸ナトリウム」と「ビタミンB1」の組合せに注目します。
- cは「ロクジョウの含有量により」という部分を確認します。ロクジョウを含む医薬部外品が認められるかが判断点です。
- dは、脂溶性ビタミンの摂り過ぎに注意が必要かを確認し、正誤の組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正
滋養強壮保健薬は、体調の不調を生じやすい状態や体質の改善、特定の栄養素の不足による症状の改善・予防などを目的とします。記述の内容は手引きに沿っています。 -
b 正
コンドロイチン硫酸ナトリウムは、関節痛や筋肉痛の改善を促す作用が期待され、ビタミンB1などと組み合わせて配合される場合があります。 -
c 誤
×「ロクジョウの含有量により医薬部外品である場合もある」→ ○「ロクジョウは医薬品においてのみ認められている」
ロクジョウが配合されている滋養強壮保健薬は、含有量によって医薬部外品になる、という扱いではありません。 -
d 正
脂溶性ビタミンは、摂り過ぎによって過剰症を生じるおそれがあります。滋養強壮保健薬だからといって、たくさん摂れば効果が高まるわけではありません。
各選択肢の正誤と照らすと、1はc・d、3はd、4はa・b・c・d、5はaの正誤が、それぞれ正しい組合せと異なります。
よくある誤解
-
「含有量が少なければ医薬部外品にも配合できる」と考える
cのひっかけです。ロクジョウは含有量による区別ではなく、医薬品においてのみ認められています。 -
滋養強壮保健薬は、栄養補給を目的とするものだけだと思う
体質の改善や、特定の栄養素の不足による症状の改善・予防も目的に含まれます。 -
ビタミンは多く摂るほどよいと思う
脂溶性ビタミンでは、過剰摂取による過剰症のおそれがあります。
補足コラム
医薬部外品の保健薬は、効能・効果が滋養強壮、虚弱体質の改善、病中・病後の栄養補給などに限定されています。一方、神経痛・筋肉痛・関節痛など、特定部位の症状に対する効能・効果は医薬品に認められています。
また、滋養強壮保健薬には、ビタミンだけでなく、カルシウム、アミノ酸、生薬成分などが配合される場合もあります。
FAQ
Q. 滋養強壮保健薬を多く摂ると、症状の改善が早まりますか?
A. いいえ。多く摂っても改善が早まるとは限らず、脂溶性ビタミンでは過剰症のおそれがあります。
A. いいえ。多く摂っても改善が早まるとは限らず、脂溶性ビタミンでは過剰症のおそれがあります。
Q. 医薬部外品の保健薬と医薬品は、何を手がかりに区別できますか?
A. 効能・効果の範囲や配合成分が手がかりになります。たとえば、特定部位の症状に対する効能・効果や、ロクジョウなどの生薬成分は、手引きで医薬品に認められるものとして扱われています。
A. 効能・効果の範囲や配合成分が手がかりになります。たとえば、特定部位の症状に対する効能・効果や、ロクジョウなどの生薬成分は、手引きで医薬品に認められるものとして扱われています。
関連キーワード: 滋養強壮保健薬、医薬部外品、ロクジョウ、コンドロイチン硫酸ナトリウム、脂溶性ビタミン

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