登録販売者 2021年 中国・四国 問28
問題文
耳に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 外耳は、側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなる。
b 中耳は外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管からなる。
c 小さな子供では、耳管が太く短くて、走行が水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすい。
d 内耳の前庭のうち、水平・垂直方向の加速度を感知する部分を半規管といい、体の回転や傾きを感知する部分を耳石器官という。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤(正解)
2:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
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耳の構造と平衡感覚【登録販売者解説】
正解の理由
外耳・中耳・小さな子供の耳管は問題文の説明どおりですが、前庭の働きは半規管と耳石器官で逆になっています。
正しい組合せは1です。a・b・cは正しく、dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の耳の構造です。
正しい組合せは1です。a・b・cは正しく、dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の耳の構造です。
解法ステップ
- aは、外耳を構成する「耳介」と「外耳道」が挙げられているかを確認します。
- bは、中耳の構成として「鼓膜、鼓室、耳小骨、耳管」が並んでいるかを見ます。
- cは、小さな子供の耳管の特徴「太く短い」「走行が水平に近い」と、感染しやすい理由を確認します。
- dは、前庭の2つの部分の働きを照合します。ここで働きが入れ替わっているため、誤りと判断できます。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 外耳は、側頭部から突出した耳介と、耳介で集めた音を鼓膜まで伝える外耳道からなります。
- b:正しいです。 中耳は外耳と内耳をつなぐ部分で、鼓膜、鼓室(こしつ)、耳小骨(じしょうこつ)、耳管からなります。
- c:正しいです。 小さな子供は耳管が太く短く、走行が水平に近いため、鼻腔(びくう)からウイルスや細菌が入り、感染が起こりやすいとされています。
- d:誤りです。
× 水平・垂直方向の加速度を感知する部分=半規管 → ○耳石器官
× 体の回転や傾きを感知する部分=耳石器官 → ○半規管
この2つの働きが逆に書かれています。前庭(ぜんてい)は、水平・垂直方向の加速度を感知する耳石器官と、体の回転や傾きを感知する半規管に分けられます。
組合せを照らすと、選択肢2はb・c、選択肢3はb・d、選択肢4はa・d、選択肢5はa・c・dの正誤が異なります。a・b・cが正しく、dが誤りとなるのは1です。
よくある誤解
- 半規管と耳石器官の働きを反対に覚えることがあります。 「回転・傾きは半規管」「水平・垂直方向の加速度は耳石器官」と整理します。
- 中耳を鼓膜だけで捉えてしまうことがあります。 中耳の構成として、鼓室・耳小骨・耳管も一緒に覚えましょう。
- 小さな子供の耳管の特徴を、大人と同じと思い込むことがあります。 「太く短く、水平に近い」が感染しやすさにつながります。
補足コラム
音の通り道は、外耳道から鼓膜へ、さらに中耳の耳小骨を通って内耳へと続きます。一方、平衡感覚では、前庭にある耳石器官と半規管がそれぞれ異なる種類の動きを感知します。
FAQ
Q. 耳管は何につながっていますか?
A. 鼓室と鼻腔や咽頭をつなぐ管です。急な気圧変化で鼓膜の内外に気圧差が生じたとき、耳管が開くと気圧の均衡が戻ります。
A. 鼓室と鼻腔や咽頭をつなぐ管です。急な気圧変化で鼓膜の内外に気圧差が生じたとき、耳管が開くと気圧の均衡が戻ります。
Q. 内耳は平衡感覚だけに関わる器官ですか?
A. いいえ。内耳には、聴覚器官である蝸牛(かぎゅう)と、平衡器官である前庭があります。
A. いいえ。内耳には、聴覚器官である蝸牛(かぎゅう)と、平衡器官である前庭があります。
関連キーワード: 外耳、中耳、内耳、耳管、耳石器官、半規管、平衡感覚

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