登録販売者 2021年 中国・四国 問27
問題文
眼球に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 角膜や水晶体には血液によって栄養分や酸素が供給されている。
b 角膜と水晶体の間は、組織液で満たされ、眼圧を生じさせている。
c 水晶体から網膜までの眼球内は房水で満たされている。
d 水晶体は近くの物を見るときには丸く厚みが増し、遠くの物を見るときには扁平になる。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)
3:(b、c)
4:(b、d)(正解)
5:(c、d)
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眼球内の液体と焦点調節【登録販売者解説】
正解の理由
角膜と水晶体には房水、網膜までの空間には硝子体。水晶体は近くを見ると厚くなります。
正しい組合せは4の(b、d)です。aとcは誤りです。根拠は、試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)第2章「人体の働きと医薬品」の眼球の項目です。角膜と水晶体の間を満たす房水が眼圧を生じさせ、遠近の焦点調節は水晶体の厚みを変えて行います。
解法ステップ
- 「角膜と水晶体の間」とあれば、満たしている液体は房水です。眼圧を生じさせる、という説明も確認します。
- 「水晶体から網膜まで」は、房水ではなく硝子体で満たされています。
- 水晶体の形は、近くを見るときと遠くを見るときで逆になっていないかを確認します。近くでは丸く厚く、遠くでは扁平です。
- 正しいbとdの組を選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤りです。
× 血液によって → ○ 房水によって
角膜や水晶体には血管が通っていません。栄養分や酸素は房水によって供給されます。 -
b:正しいです。
角膜と水晶体の間は組織液で満たされています。この組織液が房水で、眼圧を生じさせています。 -
c:誤りです。
× 房水 → ○ 硝子体
水晶体から網膜までの眼球内を満たしているのは、透明でゼリー状の硝子体です。 -
d:正しいです。
近くを見るときは水晶体が丸く厚くなり、遠くを見るときは扁平になります。毛様体(もうようたい)の収縮・弛緩によって水晶体の厚みが変わり、焦点が調節されます。
組合せを記述の正誤と照らすと、(a、b)は誤りのaを含み、正しいdを含みません。(a、d)は誤りのaを含み、正しいbを含みません。(b、c)は誤りのcを含み、正しいdを含みません。(c、d)は誤りのcを含み、正しいbを含みません。
よくある誤解
- 「角膜や水晶体には血液が栄養を運ぶ」と思いがちですが、どちらにも血管は通っていません。栄養分や酸素を供給するのは房水です。
- 房水と硝子体を、どちらも眼球内の液体として混同しがちです。「角膜と水晶体の間」は房水、「水晶体から網膜まで」は硝子体と区別します。
- 水晶体の形を逆に覚えがちです。「近くを見ると厚く、遠くを見ると薄く」と押さえましょう。
補足コラム
光は、角膜、房水、水晶体、硝子体を通って網膜に届きます。房水は眼圧と栄養分・酸素の供給に関わり、硝子体は水晶体から網膜までの空間を満たします。名前だけでなく、位置と役割をセットで覚えると整理しやすくなります。
FAQ
眼圧とは、眼球のどの部分に生じる圧力ですか?
角膜と水晶体の間にある房水によって生じる圧力です。
角膜と水晶体の間にある房水によって生じる圧力です。
光は眼球内をどの順番で進みますか?
角膜、房水、水晶体、硝子体を通って網膜に届きます。
角膜、房水、水晶体、硝子体を通って網膜に届きます。
関連キーワード: 房水、硝子体、眼圧、水晶体、焦点調節、毛様体

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