登録販売者 2021年 中国・四国 問30
問題文
骨格系及び筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 骨吸収と骨形成とが互いに密接な連絡を保ちながら進行し、これが繰り返されることで骨の新陳代謝が行われる。
b 無機質は骨に硬さを与え、有機質(タンパク質及び多糖体)は骨の強靭さを保つ。
c 筋組織は筋細胞と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできている。
d 骨格筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様が見えるので横紋筋とも呼ばれる。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:正(正解)
2:a:正、b:正、c:正、d:誤
3:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
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骨格系と筋組織【登録販売者解説】
正解の理由
骨の新陳代謝は骨吸収と骨形成の繰り返し、骨格筋は横縞模様が特徴です。
1の組合せが正しく、a〜dはいずれも正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の骨と筋組織に関する項目です。
解法ステップ
- aは「骨吸収」と「骨形成」が連絡しながら繰り返される、という流れを確認します。
- bは、骨の硬さを保つものと強靭さを保つものが、無機質と有機質のどちらかを見ます。
- cは、筋組織と腱(けん)の材料の違いに注目します。腱は結合組織のみです。
- dは、骨格筋に横縞模様が見えるという記述を確認し、すべて正しい組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a:正しい
骨は成長が止まった後も、骨吸収(こつきゅうしゅう)と骨形成(こつけいせい)を続けています。この二つが連絡を保ちながら繰り返されることで、骨の新陳代謝が行われます。 -
b:正しい
無機質は骨に硬さを与え、有機質であるタンパク質や多糖体は骨の強靭(きょうじん)さを保ちます。「硬さは無機質、強靭さは有機質」と整理しましょう。 -
c:正しい
筋組織は筋細胞(筋線維)と、それらをつなぐ結合組織からできています。一方、腱は結合組織のみでできており、伸縮性はあまりありません。 -
d:正しい
骨格筋の筋線維を顕微鏡で見ると横縞模様(横紋(おうもん))が見えるため、骨格筋は横紋筋とも呼ばれます。
よくある誤解
- 骨は成長が止まると変化しなくなる、と思い込まないようにしましょう。骨吸収と骨形成は、その後も続きます。
- 「無機質」と「有機質」の役割を逆にしないよう注意しましょう。硬さは無機質、強靭さは有機質です。
- 筋組織と腱は同じ材料でできているわけではありません。筋組織には筋細胞がありますが、腱は結合組織のみです。
補足コラム
筋組織には、骨格筋のほかに平滑筋と心筋があります。骨格筋は自分の意識どおりに動かせる随意筋で、横縞模様が見られます。平滑筋は横縞模様がなく、心筋は横縞模様がありますが、意識的には動かせない不随意筋です。
FAQ
腱が結合組織のみでできていることは、何を覚える手がかりになりますか?
筋組織は「筋細胞と結合組織」、腱は「結合組織のみ」と、材料を対比すると整理しやすくなります。
筋組織は「筋細胞と結合組織」、腱は「結合組織のみ」と、材料を対比すると整理しやすくなります。
心筋にも横縞模様はありますか?
あります。ただし、心筋は自分の意識どおりに動かせない不随意筋です。横縞模様があるかどうかと、意識的に動かせるかどうかは別の特徴です。
あります。ただし、心筋は自分の意識どおりに動かせない不随意筋です。横縞模様があるかどうかと、意識的に動かせるかどうかは別の特徴です。
関連キーワード: 骨吸収、骨形成、無機質、有機質、筋組織、腱、横紋筋

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