登録販売者 2021年 中国・四国 問99
問題文
衛生害虫、殺虫剤・忌避剤及びその配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
1:殺虫剤・忌避剤のうち、人体に対する作用が緩和な製品は、医薬部外品として製造販売されている。
2:保健衛生上の害を及ぼす昆虫等を衛生害虫という。
3:シラミの防除は、フェノトリンが配合されたシャンプーやてんか粉といった医薬品による方法のみである。(正解)
4:有機リン系殺虫成分の作用は、アセチルコリンを分解する酵素と不可逆的に結合してその働きを阻害することによる。
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シラミの防除方法【登録販売者解説】
正解の理由
シラミの防除には、フェノトリンを使う方法だけでなく、散髪や衣服の熱湯処理などの物理的方法もあります。
誤っているのは3です。シラミの防除方法を「医薬品による方法のみ」としている点が誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の衛生害虫に関する記述です。
解法ステップ
- 「のみ」という限定表現に注目します。ほかの方法が一つでもあれば、この記述は誤りです。
- シラミの防除には、医薬品以外に散髪や衣服の熱湯処理などの方法があります。
- したがって、防除方法を医薬品だけに限定した3が誤りです。
選択肢別の誤答解説
- 1 正しい記述です。殺虫剤・忌避剤のうち、人体に対する作用が緩和な製品は、医薬部外品として製造販売されています。ただし、取扱い上、人体への作用が緩和とはいえない製品は医薬品として扱われます。
- 2 正しい記述です。疾病を媒介したり、飲食物を汚染したりするなど、保健衛生上の害を及ぼす昆虫等を衛生害虫といいます。
- 3 誤った記述です。シラミの防除には、フェノトリン配合のシャンプーやてんか粉を用いる方法のほか、散髪や洗髪、入浴による除去、衣服の熱湯処理などの物理的方法もあります。「医薬品による方法のみ」とするのは誤りです。
- 4 正しい記述です。有機リン系殺虫成分は、アセチルコリンを分解する酵素であるアセチルコリンエステラーゼと不可逆的に結合し、その働きを阻害して殺虫作用を示します。
よくある誤解
- フェノトリン配合製品がシラミの防除に使われることから、医薬品だけが防除方法だと思い込むことがあります。物理的方法も押さえましょう。
- 「のみ」「必ず」などの限定語を見落とすと、選択肢の一部が正しくても、記述全体の誤りを見逃します。
補足コラム
シラミの防除では、方法を「医薬品による方法」と「物理的方法」に分けて整理すると覚えやすいです。医薬品による方法ではフェノトリン配合のシャンプーやてんか粉が使われ、物理的方法には散髪、洗髪、入浴、衣服の熱湯処理があります。
FAQ
Q. フェノトリンはどの種類の殺虫成分ですか?
A. ピレスロイド系殺虫成分です。シラミの駆除を目的とする製品では、人体に直接適用される殺虫成分として扱われます。
A. ピレスロイド系殺虫成分です。シラミの駆除を目的とする製品では、人体に直接適用される殺虫成分として扱われます。
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