登録販売者 2021年 北海道・東北 問22
問題文
次の表はあるかぜ薬に含まれている成分の一覧である。
6錠中
イブプロフェン 450mg
ジヒドロコデインリン酸塩 24mg
ノスカピン 48mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg
L-カルボシステイン 750mg
グリチルリチン酸 39mg
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 3.5mg
無水カフェイン 75mg
ベンフォチアミン(ビタミンB1誘導体) 25mg
このかぜ薬に含まれている成分とその成分を配合する目的との関係について、正しいものの組み合わせはどれか。
a イブプロフェン ― くしゃみや鼻汁を抑える
b ノスカピン ― 咳を抑える
c グリチルリチン酸 ― 炎症による腫れを和らげる
d d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 ― 発熱を鎮める
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)
3:(b、c)(正解)
4:(c、d)
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かぜ薬成分の配合目的【登録販売者解説】
正解の理由
イブプロフェンは解熱鎮痛成分、ノスカピンは鎮咳成分、グリチルリチン酸は抗炎症成分、d-クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン成分です。
正しい記述は b・c なので、組合せは 3 です。手引きの第3章「主な医薬品とその作用」にある、かぜ薬の鎮咳成分・抗炎症成分・抗ヒスタミン成分などの分類が根拠です。ここでいう手引きは、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」です。
解法ステップ
- 成分名から、まず「熱・痛み」「咳」「鼻の症状」「炎症」のどれに関係するかを見ます。
- ノスカピンは「咳を抑える成分」です。記述 b が合っているので、b を含む選択肢に絞ります。
- グリチルリチン酸は、炎症による腫れを和らげる成分です。記述 c も合っているため、b・c の組合せを選びます。
- イブプロフェンとd-クロルフェニラミンマレイン酸塩の役割も確認し、ほかの組合せを除きます。
選択肢別の誤答解説
-
a イブプロフェン ― くしゃみや鼻汁を抑える
誤りです。 イブプロフェンは解熱鎮痛成分です。くしゃみや鼻汁を抑える目的で配合される成分ではありません。 -
b ノスカピン ― 咳を抑える
正しいです。 ノスカピンは、延髄にある咳を起こす中枢に作用して咳を抑える鎮咳成分です。 -
c グリチルリチン酸 ― 炎症による腫れを和らげる
正しいです。 グリチルリチン酸は抗炎症成分で、かぜ薬では鼻粘膜や喉の炎症による腫れを和らげる目的で配合されることがあります。 -
d d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 ― 発熱を鎮める
誤りです。 d-クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン成分です。発熱を鎮める成分ではなく、くしゃみや鼻汁を抑える目的で配合されます。
選択肢の組合せも確認しましょう。
- 選択肢1(a、b):b は正しい一方、a は誤りです。正しい c を含んでいません。
- 選択肢2(a、d):a・d のどちらも誤りです。正しい b・c を含んでいません。
- 選択肢4(c、d):c は正しい一方、d は誤りです。正しい b を含んでいません。
よくある誤解
- 成分名から目的を連想するとき、症状の種類を取り違えることがあります。イブプロフェンは熱・痛み、抗ヒスタミン成分はくしゃみ・鼻汁、と分けて覚えましょう。
- 「かぜ薬に配合されているから、どれも発熱や咳に効く」と考えるのは誤りです。かぜ薬には、異なる症状に対応する成分が組み合わされています。
- 組合せ問題では、正しい記述が一つ見つかっただけで決めず、もう一つの記述も成分の役割と照らして確認します。
補足コラム
かぜ薬の成分は、配合目的ごとに整理すると見分けやすくなります。
- イブプロフェン:熱や痛みを抑える解熱鎮痛成分
- ノスカピン:咳を抑える鎮咳成分
- グリチルリチン酸:炎症を和らげる抗炎症成分
- d-クロルフェニラミンマレイン酸塩:くしゃみや鼻汁を抑える抗ヒスタミン成分
FAQ
Q. 咳を抑える成分なら、痰も出しやすくするのですか?
A. 咳を抑える成分と、痰の切れをよくする成分は別の分類です。成分ごとの配合目的を区別して覚えましょう。
A. 咳を抑える成分と、痰の切れをよくする成分は別の分類です。成分ごとの配合目的を区別して覚えましょう。
関連キーワード: かぜ薬、解熱鎮痛成分、鎮咳成分、抗炎症成分、抗ヒスタミン成分

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