登録販売者 2021年 北海道・東北 問60
問題文
次の記述は、妊娠検査薬に関するものである。正しいものの組み合わせはどれか。
a 尿中ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の検出反応は、温度の影響を受けない。
b 検査結果が擬陽性を示す場合として、高濃度のタンパク尿や糖尿がある。
c 検査結果をもって直ちに妊娠しているか否かを断定することはできない。
d 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日の概ね1週間前の検査が推奨されている。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、d)
3:(b、c)(正解)
4:(c、d)
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妊娠検査薬の検査結果【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:妊娠検査薬は温度や尿の状態の影響を受け、検査結果だけで妊娠を確定することはできません。
正しい組合せは3の(b、c)です。記述aは誤り、bとcは正しく、dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の妊娠検査薬に関する記載です。
解法ステップ
- aの「温度の影響を受けない」に注目します。手引きでは、検出反応が行われる環境が検査結果に影響するとされています。
- bは「高濃度のタンパク尿や糖尿」が擬陽性の要因かを確認します。擬陽性とは、妊娠していないのに陽性になることです。
- cは「検査結果だけで妊娠の有無を断定できるか」を見ます。妊娠検査薬は早期判定の補助であり、結果だけでは確定できません。
- dの「月経予定日の概ね1週間前」は、検査を勧める時期として早すぎます。
選択肢別の誤答解説
-
a 誤り
× 温度の影響を受けない → ○ 温度など、検出反応が行われる環境の影響を受けることがあります。
妊娠検査薬は、尿中のhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)に反応する抗体や酵素を使って検査します。検査薬の取扱いや検査環境によって、正確な結果が得られなくなることがあります。 -
b 正しい
高濃度のタンパク尿や糖尿があると、妊娠していなくても検査結果が陽性となる場合があります。検査対象のhCGがなくても、尿の状態などが検査反応に影響することがあるためです。 -
c 正しい
妊娠検査薬は、尿中のhCGの有無を調べるもので、妊娠の早期判定を補助するものです。検査結果だけで妊娠しているかどうかを直ちに断定することはできません。 -
d 誤り
× 月経予定日の概ね1週間前 → ○ 月経予定日が過ぎて概ね1週間以降
一般的な妊娠検査薬は、月経予定日が過ぎてから概ね1週間以降の検査が推奨されています。予定日前では、尿中hCGが検出感度に達していないことがあります。
組合せを照らすと、選択肢1は誤りのaを含み、正しいcを含みません。選択肢2は誤りのa・dを含み、正しいb・cを含みません。選択肢4は誤りのdを含み、正しいbを含みません。
よくある誤解
- 「影響を受けない」のような断定に注意しましょう。妊娠検査薬は、検査環境や尿の状態の影響を受けることがあります。
- 「月経予定日の1週間前」と「月経予定日を過ぎて1週間以降」は、時期が反対です。
- 陽性なら妊娠確定、陰性なら妊娠していない、と結果だけで決めつけることはできません。
補足コラム
月経予定日より早い時期に検査して陰性となっても、尿中hCGが検出感度に達していないための擬陰性(ぎいんせい)の可能性があります。擬陰性とは、実際には妊娠しているのに陰性となることです。検査結果は、専門医による診断に代わるものではありません。
FAQ
Q. 妊娠検査薬は、何を調べているのですか?
A. 尿中にhCGがあるかどうかを調べています。妊娠検査薬は、妊娠の早期判定を補助する検査薬です。
A. 尿中にhCGがあるかどうかを調べています。妊娠検査薬は、妊娠の早期判定を補助する検査薬です。
関連キーワード: 妊娠検査薬、hCG、擬陽性、擬陰性、検出感度

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