戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2021年 北海道・東北 問63


問題文

呼吸器系に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

選択肢

1:呼吸器は常時外気と接触する器官であり、様々な異物、病原物質の侵入経路となるため、幾つもの防御機構が備わっている。
2:鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。
3:咽頭は軟骨に囲まれた円筒状の器官で、軟骨の突起した部分がいわゆる「のどぼとけ」である。(正解)
4:肺自体には肺を動かす筋組織がないため、自力で膨らんだり縮んだりするのではなく、横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して呼吸運動が行われている。

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呼吸器の構造と防御機構【登録販売者解説】

正解の理由

鼻汁のリゾチームや肺の呼吸運動は正しい知識ですが、「咽頭」と「喉頭」の取り違えに注意します。
3が誤っており、1・2・4は誤っていません。根拠は第2章「人体の働きと医薬品」の「呼吸器系」です。『試験問題の作成に関する手引き(平成30年3月)』では、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、肺が呼吸器を構成するとされています。

解法ステップ

  1. 「のどぼとけ」という語に注目します。
  2. 「咽頭(いんとう)」と「喉頭(こうとう)」のどちらについて述べているかを確認します。
  3. 「軟骨に囲まれた円筒状」「のどぼとけ」という説明は喉頭に関するものです。選択肢の中で器官名が食い違う記述を選びます。

選択肢別の誤答解説

  • 1:誤っていません。呼吸器は外気に常時接するため、異物や病原物質が入り込む経路になります。鼻毛や鼻汁など、複数の防御機構が備わっています。
  • 2:誤っていません。鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道を守る働きの一つを担います。
  • 3:誤りです。
    × 咽頭 → ○ 喉頭
    軟骨に囲まれた円筒状の器官や「のどぼとけ」に関係するのは喉頭です。咽頭は鼻腔や口腔につながり、気道と消化管の両方に属する部分です。
  • 4:誤っていません。肺自体には肺を動かす筋組織がないため、横隔膜(おうかくまく)や肋間筋(ろっかんきん)の動きによって肺が拡張・収縮し、呼吸運動が行われます。

よくある誤解

  • 「のどにある器官だから」と、咽頭と喉頭を同じものとして覚えてしまうことがあります。試験では、このような器官名の入れ替えが狙われます。
  • 「軟骨に囲まれた円筒状」「のどぼとけ」の説明は、咽頭ではなく喉頭と結びつけて覚えましょう。

補足コラム

咽頭は、鼻腔と口腔につながり、気道と消化管の両方に属します。一方、喉頭は気道の一部です。呼吸器の防御機構には、鼻毛が空気中の塵や埃をとらえる働きや、鼻汁が粘膜を保護する働きもあります。

FAQ

Q. 咽頭は呼吸器だけに属する器官ですか?
A. いいえ。咽頭は気道と消化管の両方に属します。
Q. 肺は自分の筋肉で膨らんだり縮んだりしますか?
A. 肺自体には肺を動かす筋組織がありません。横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮します。

関連キーワード: 呼吸器系、咽頭、喉頭、リゾチーム、横隔膜、肋間筋
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