戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2021年 北海道・東北 問62


問題文

大腸及び肛門に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 大腸は盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器である。 b 大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の難消化性多糖類である食物繊維を発酵分解する。 c 糞便は、通常、直腸に滞留している。 d 肛門周囲は肛門括約筋で囲まれており、排便を意識的に調節することができる。

選択肢

1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:誤、b:誤、c:正、d:正
3:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
4:a:正、b:正、c:誤、d:誤
5:a:誤、b:正、c:正、d:正

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大腸と肛門の働き【登録販売者解説】

正解の理由

大腸では食物繊維が腸内細菌により発酵分解され、通常、糞便は直腸ではなく下行結腸やS状結腸に滞留します。
正しい組合せは3です。aは正、bは正、cは誤、dは正です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第2章「人体の働きと医薬品」の「大腸」「肛門」です。

解法ステップ

  1. aは、大腸を構成する部分の並びを確認します。「盲腸」から「直腸」までの列挙が手引きと一致しています。
  2. bは、「食物繊維」と「腸内細菌」「発酵分解」の組合せに注目します。
  3. cは、「通常、糞便がどこに滞留するか」を確認します。直腸ではなく、下行結腸やS状結腸です。
  4. dは、「肛門括約筋」と「排便を意識的に調節できる」というつながりを確認し、正しい記述を選びます。

選択肢別の誤答解説

  • a:正しい記述です。
    大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器です。選択肢2と5はaを「誤」としていますが、この構成の記述は正しいため、その判定が誤りです。
  • b:正しい記述です。
    大腸内には腸内細菌が多く存在し、難消化性多糖類である食物繊維を発酵分解します。選択肢1と2はbを「誤」としていますが、食物繊維の発酵分解について述べた記述は正しいため、その判定が誤りです。
  • c:誤った記述です。
    ×「通常、直腸に滞留している」→ ○「通常、下行結腸、S状結腸に滞留し、直腸は空になっている」
    糞便(ふんべん)が直腸に送られると便意が起こります。選択肢1・2・5はcを「正」としていますが、通常の滞留場所についての記述が誤っています。
  • d:正しい記述です。
    肛門周囲は肛門括約筋(こうもんかつやくきん)で囲まれており、排便を意識的に調節できます。選択肢1と4はdを「誤」としていますが、意識的に調節できるという記述は正しいため、その判定が誤りです。

よくある誤解

  • 「直腸」という名前から、糞便が通常そこに滞留すると考えがちです。通常の滞留場所は下行結腸やS状結腸です。
  • 大腸では消化がほとんど行われないため、腸内細菌も食物繊維を分解しないと思いがちです。大腸では、腸内細菌が食物繊維を発酵分解します。
  • 「排便は体の反射だから意識では調節できない」と考えがちです。肛門括約筋の働きにより、排便を意識的に調節できます。

補足コラム

大腸では、内容物が通過する間に水分や電解質が吸収され、固形状の糞便が形成されます。また、腸内細菌は食物繊維を分解するだけでなく、ビタミンKなども産生します。大腸は「水分を吸収し、糞便を形成する場所」と覚えると整理しやすいです。

FAQ

Q. 直腸に糞便が送られると、なぜ便意が起こるのですか?
A. 糞便が直腸に達すると、その刺激が脳に伝わり、便意が生じるためです。
Q. 食物繊維は、大腸でどのように関わりますか?
A. 難消化性多糖類である食物繊維は、腸内細菌によって発酵分解されます。大腸の粘膜上皮細胞は、その分解で生じる栄養分を活動に利用しています。

関連キーワード: 大腸、腸内細菌、食物繊維、糞便、直腸、肛門括約筋
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