登録販売者 2021年 北海道・東北 問69
問題文
骨格系及び筋組織に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 骨には運動機能があり、骨格筋の収縮を効果的に体躯の運動に転換する。
b 骨は生きた組織であり、成長が停止した後も一生を通じて破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われている。
c 平滑筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様が見えるので横紋筋とも呼ばれる。
d 平滑筋と心筋は、意識的にコントロールできない不随意筋である。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:正
2:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
3:a:正、b:誤、c:正、d:誤
4:a:誤、b:誤、c:誤、d:誤
5:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
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骨格系と筋組織【登録販売者解説】
正解の理由
骨は運動を支え、平滑筋は横縞がなく、平滑筋と心筋は不随意筋です。
正しい組合せは5です。a・b・dは正しく、cは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「骨格系」「筋組織」です。
解法ステップ
- aは「骨格筋の収縮を、骨が体の運動に変える」という説明に注目します。これは骨の運動機能です。
- bは「成長が停止した後も一生を通じて」という部分を確認します。骨では、成長後も骨吸収と骨形成が続きます。
- cは「平滑筋に横縞模様がある」という部分がポイントです。横縞模様があるのは骨格筋や心筋で、平滑筋にはありません。
- dでは、平滑筋と心筋が意識的に動かせるかを確認します。どちらも不随意筋です。a・b・dが正しく、cが誤りの組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
骨には運動機能があります。骨格筋が収縮すると、骨がその力を受けて動き、体の運動になります。「体躯」は体のことです。 -
b 正しい
骨は生きた組織です。成長が止まった後も、古い骨を壊す骨吸収と、新しい骨をつくる骨形成が一生を通じて行われます。この入れ替わりが骨の新陳代謝です。 -
c 誤り
× 平滑筋には横縞模様が見える → ○ 平滑筋には横縞模様がない
平滑筋は、骨格筋のような横縞模様がない筋肉です。横縞模様が見える筋肉には、骨格筋と心筋があります。 -
d 正しい
不随意筋とは、意識的にコントロールできない筋肉です。平滑筋と心筋は不随意筋に分類されます。これに対し、骨格筋は意識して動かせる随意筋です。
組合せを照合すると、1はc、2はa・d、3はb・c・d、4はa・b・dの正誤が異なります。a・b・dが正しく、cが誤りとなるのは5です。
よくある誤解
- 「筋肉の横縞模様は、筋肉全般にある」と考える
横縞模様がないのは平滑筋です。心筋は不随意筋ですが、横縞模様があります。 - 「成長が止まると、骨の変化も止まる」と考える
成長後も骨吸収と骨形成が続くため、骨は一生を通じて入れ替わっています。 - 「不随意筋は心筋だけ」と取り違える
不随意筋には、心筋だけでなく平滑筋も含まれます。
補足コラム
筋肉は、横縞模様の有無と、意識して動かせるかどうかを分けて覚えると整理しやすくなります。
FAQ
Q. 骨の「吸収」は、体に必要な骨がすべてなくなるという意味ですか?
A. いいえ。骨吸収は骨の一部を壊す働きで、骨形成とともに骨の新陳代謝を担います。
A. いいえ。骨吸収は骨の一部を壊す働きで、骨形成とともに骨の新陳代謝を担います。
Q. 心筋は不随意筋なのに、なぜ横縞模様があるのですか?
A. 横縞模様の有無と、意識して動かせるかどうかは別の特徴だからです。心筋には横縞模様がありますが、意識的にはコントロールできません。
A. 横縞模様の有無と、意識して動かせるかどうかは別の特徴だからです。心筋には横縞模様がありますが、意識的にはコントロールできません。
関連キーワード: 骨格系、骨吸収、骨形成、骨の新陳代謝、骨格筋、平滑筋、心筋、随意筋、不随意筋

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