登録販売者 2021年 奈良・関西広域連合・福井 問46
問題文
眼科用薬に関する記述について、正しいものを一つ選べ。
選択肢
1:眼科用薬は、網膜の内側と眼球の間の空間に適用する外用薬である。
2:コンタクトレンズ装着液は、あらかじめ定められた範囲内の配合成分のみを含む等の基準に当てはまる製品については、医薬部外品として認められている。(正解)
3:人工涙液は、涙液中の抗菌作用を補うことを目的とするもので、コンタクトレンズ装着時の不快感等に用いられる。
4:点眼薬は、一般に、1滴の薬液量が少なめに調製されているため、一度に数滴点眼する方が効果が増す。
5:薬液を行き渡らせるため、点眼直後に、まばたきを数回行うと効果的とされる。
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眼科用薬の適用部位と分類【登録販売者解説】
正解の理由
眼科用薬は結膜嚢に用い、人工涙液は涙液成分を補います。
正しいのは2です。1・3・4・5は誤りです。根拠は、試験問題の作成に関する手引き第3章「主な医薬品とその作用」の眼科用薬の項目です。
正しいのは2です。1・3・4・5は誤りです。根拠は、試験問題の作成に関する手引き第3章「主な医薬品とその作用」の眼科用薬の項目です。
解法ステップ
- 眼科用薬の適用部位を確認します。手引きでは「結膜嚢(けつまくのう)」、つまりまぶたの内側と眼球の間の空間です。
- コンタクトレンズ装着液について、「医薬部外品として認められる製品がある」という記述を探します。一定の基準に当てはまる製品についての説明です。
- 人工涙液の目的は「涙液成分を補うこと」です。「抗菌作用を補う」と書き換えられていないか確認します。
- 点眼後の扱いは、「数滴点眼」「まばたき」ではなく、まぶたを閉じ、目頭を押さえるという手引きの説明と照らし合わせます。
選択肢別の誤答解説
-
1:誤りです。
×「網膜の内側と眼球の間」→ ○「まぶたの内側と眼球の間」
眼科用薬は、結膜で覆われたまぶたの内側と眼球の間の空間である結膜嚢に適用します。網膜の内側に用いる薬ではありません。 -
2:正しい記述です。
コンタクトレンズ装着液は、配合成分があらかじめ定められた範囲内であることなど、基準に当てはまる製品が医薬部外品として認められています。 -
3:誤りです。
×「涙液中の抗菌作用を補う」→ ○「涙液成分を補う」
人工涙液は、目の疲れや乾き、コンタクトレンズ装着時の不快感などに用いられます。抗菌成分を配合し、結膜炎などに用いるものは抗菌性点眼薬です。 -
4:誤りです。
点眼薬は、数滴を一度に点眼すれば効果が増すものではありません。点眼は製品の用法に従います。「一度に数滴の方が効果的」という決めつけに注意してください。 -
5:誤りです。
点眼後は、まぶたを閉じて薬液を結膜嚢内に行き渡らせます。目頭を押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐのに効果的です。点眼直後にまばたきを繰り返すという説明ではありません。
よくある誤解
- 適用部位の入れ替えに注意します。「網膜」と「まぶたの内側と眼球の間」は別の場所です。
- 人工涙液と抗菌性点眼薬の役割を混同しやすいです。人工涙液は涙液成分を補い、抗菌性点眼薬は抗菌成分を含みます。
- 「数滴の方が効果的」「まばたきをすれば薬液が行き渡る」といった、効果を高めるように見える説明にも注意します。
補足コラム
コンタクトレンズを装着したまま点眼できるかどうかは、添付文書の記載を確認します。ソフトコンタクトレンズでは、防腐剤などがレンズに吸着し、角膜に障害を引き起こすおそれがあるため、装着したままの点眼を避ける製品が多くあります。一方、防腐剤を含まない1回使い切りタイプには、装着時に使用できるものもあります。
FAQ
Q. コンタクトレンズ装着液と人工涙液は同じものですか?
A. 同じものではありません。人工涙液は涙液成分を補う点眼薬です。コンタクトレンズ装着液は、レンズの装着を容易にするためのものです。
A. 同じものではありません。人工涙液は涙液成分を補う点眼薬です。コンタクトレンズ装着液は、レンズの装着を容易にするためのものです。
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