登録販売者 2021年 奈良・関西広域連合・福井 問47
問題文
ものもらい(麦粒腫)の症状を改善するために、スルファメトキサゾール含有の点眼薬を購入したいという顧客に対し、登録販売者が行う説明として、正しいものの組合せを一つ選べ。
a この点眼薬には、抗菌作用があるサルファ剤という薬が配合されています。
b この点眼薬は、すべての細菌に対して効果があるわけではありません。
c この点眼薬は、ウイルスには効果がありませんが、真菌には有効な薬です。
d 20日ほど使用しても症状が改善しない場合は、眼科専門医の診療を受けてください。
選択肢
1:(a、b)(正解)
2:(a、c)
3:(b、d)
4:(c、d)
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サルファ剤配合点眼薬【登録販売者解説】
正解の理由
スルファメトキサゾール=サルファ剤の抗菌成分。効果はすべての細菌に及ばず、ウイルスや真菌には効きません。
正しい組合せは1です。記述は、aが正しく、bも正しい内容です。cとdは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の、抗菌作用を有する配合成分(サルファ剤)です。
解法ステップ
- 成分名「スルファメトキサゾール」から、サルファ剤の点眼薬だと判断します。
- 「すべての細菌に効果があるわけではない」は、手引きの説明と合うか確認します。
- 「真菌には有効」という記述と、「20日ほど」という期間に注目します。
- 正しいa・bの組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
スルファメトキサゾールは、抗菌作用を有するサルファ剤です。ものもらい(麦粒腫)など、細菌感染による化膿性の症状の改善を目的として用いられます。 -
b 正しい
サルファ剤は、すべての細菌に効果があるわけではありません。「抗菌作用がある」ことを「どの細菌にも効く」と広げて考えないようにしましょう。 -
c 誤り
×「ウイルスには効果がありませんが、真菌には有効」→ ○「ウイルスや真菌の感染に対する効果はない」
「ウイルスには効かない」という前半は正しいですが、「真菌には有効」という後半が誤りです。 -
d 誤り
×「20日ほど使用」→ ○「3〜4日使用しても症状の改善がみられない場合」
改善しない場合に眼科専門医の診療を受けるなどの対応が必要となる目安は、20日ではありません。
組合せの選択肢では、2はa・cで、誤りのcを含み正しいbを含みません。3はb・dで、誤りのdを含み正しいaを含みません。4はc・dで、誤りのc・dを含み、正しいa・bを含みません。
よくある誤解
- 「抗菌作用がある」なら、すべての細菌や真菌にも効くと考えてしまうことがあります。効果の対象を広げすぎないようにしましょう。
- 「ウイルスには効かない」とだけ覚え、真菌にも効果がないという点を見落としやすいです。
- 改善しない場合の期間を、問題文の「20日」に引きずられないようにしましょう。手引きでは「3〜4日」です。
補足コラム
一般用医薬品の点眼薬には、人工涙液、一般点眼薬、抗菌性点眼薬、アレルギー用点眼薬などがあります。抗菌性点眼薬は、抗菌成分を含み、結膜炎(はやり目)やものもらい、眼瞼炎(まぶたのただれ)などに用いられます。
FAQ
人工涙液と抗菌性点眼薬は、何が違いますか?
人工涙液は涙液成分を補うことを目的とします。一方、抗菌性点眼薬は抗菌成分を含み、細菌感染による症状の改善を目的とします。
人工涙液は涙液成分を補うことを目的とします。一方、抗菌性点眼薬は抗菌成分を含み、細菌感染による症状の改善を目的とします。
関連キーワード: スルファメトキサゾール、サルファ剤、抗菌性点眼薬、ものもらい、麦粒腫

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