登録販売者 2021年 奈良・関西広域連合・福井 問51
問題文
毛髪用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a カルプロニウム塩化物は、頭皮における抗菌、抗炎症作用を期待して用いられる。
b エストラジオール安息香酸エステル配合の毛髪用薬は、局所的に作用するため、妊婦又は妊娠していると思われる女性でも、医薬品の販売等に従事する専門家に相談することなく使用することができる。
c カシュウは、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる。
d チクセツニンジンは、頭皮の血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:誤、b:正、c:正、d:誤
3:a:誤、b:誤、c:正、d:正(正解)
4:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
5:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
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毛髪用薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
カルプロニウム塩化物は血行促進、カシュウは皮脂除去、チクセツニンジンは血行促進・抗炎症がポイントです。
正しい組合せは3です。aは誤り、bも誤り、cとdは正しい記述です。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の「頭皮・毛根に作用する配合成分」です。
解法ステップ
- カルプロニウム塩化物の作用として「抗菌・抗炎症」と書かれていたら、血行促進の作用と取り違えていないか確認します。
- エストラジオール安息香酸エステルは女性ホルモン成分です。「局所的に作用するから妊婦も使用できる」という説明に注意します。
- カシュウの「脂質代謝を高め、余分な皮脂を取り除く」と、チクセツニンジンの「血行促進・抗炎症」を確認します。
- aは誤り、bは誤り、cとdは正しいと分かるため、その組合せに合う3を選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 誤り
×「頭皮における抗菌、抗炎症作用」→ ○「頭皮の血管を拡張し、毛根への血行を促す作用」
カルプロニウム塩化物は、末梢組織でアセチルコリンに似た作用を示し、頭皮の血管を拡張します。抗菌・抗炎症作用を期待する成分ではありません。 -
b 誤り
×「妊婦又は妊娠していると思われる女性でも使用することができる」→ ○「使用を避けるべきである」
頭皮に使う薬でも、女性ホルモン成分が頭皮から吸収され、血液中に入る可能性があります。「局所的に使う薬だから妊婦も使用できる」とは判断できません。 -
c 正しい
カシュウは、頭皮における脂質代謝を高め、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられます。 -
d 正しい
チクセツニンジンは、頭皮の血行促進や抗炎症などの作用を期待して用いられます。
各選択肢の組合せを確認すると、1はa・b・c・dの正誤が正しい組合せと異なります。2はb・d、4はc、5はa・c・dの正誤が異なります。
よくある誤解
- 「頭皮に局所的に使う」と「成分が血液中に入らない」を同じ意味だと思わないようにします。
- カルプロニウム塩化物の血行促進作用を、抗菌・抗炎症作用と取り違えないようにします。
- カシュウとチクセツニンジンはどちらも毛髪用薬に使われますが、期待される作用は異なります。
補足コラム
同じ毛髪用薬の成分でも、作用の組合せを見分けると整理しやすくなります。
- カルプロニウム塩化物:頭皮の血管を拡張し、血行を促す作用
- カシュウ:脂質代謝を高め、余分な皮脂を取り除く作用
- チクセツニンジン:血行促進・抗炎症作用
- ヒノキチオール:抗菌・血行促進・抗炎症作用
FAQ
Q. 毛髪用薬は、どのような目的で頭皮に使われますか?
A. 脱毛の防止や育毛のほか、ふけや痒みを抑える目的で使われます。
A. 脱毛の防止や育毛のほか、ふけや痒みを抑える目的で使われます。
関連キーワード: 毛髪用薬、カルプロニウム塩化物、エストラジオール安息香酸エステル、カシュウ、チクセツニンジン

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