登録販売者 2022年 中国・四国 問04
問題文
薬理作用やアレルギーに関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 医薬品の有効成分である薬物が生体の生理機能に影響を与えることを薬理作用という。
b アレルギーは、医薬品の薬理作用等とは関係なく起こり得るものである。
c 医薬品にアレルギーを起こしたことがない人は、医薬品がアレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)になることはない。
d 医薬品の中には、鶏卵や牛乳等を原材料として作られているものもあるが、製造工程で除去されるため、それらに対するアレルギーがある人でも使用を避ける必要はない。
選択肢
1:(a、b)(正解)
2:(a、c)
3:(a、d)
4:(b、c)
5:(b、d)
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薬理作用とアレルギー【登録販売者解説】
正解の理由
薬理作用は薬物が生体の生理機能に影響を与えること、アレルギーは薬理作用とは別に起こり得る反応です。
1の組み合わせである a・b が正しい記述です。c・d は誤りです。根拠は、試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「薬理作用による副作用」「アレルギー」です。
1の組み合わせである a・b が正しい記述です。c・d は誤りです。根拠は、試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「薬理作用による副作用」「アレルギー」です。
解法ステップ
- a の「生理機能に影響を与える」を確認します。これは薬理作用の説明です。
- b の「薬理作用等とは関係なく」を確認します。手引きでは、アレルギーは薬理作用とは関係なく起こり得るとされています。
- c の「アレルギーを起こしたことがない人は、原因物質にならない」と、d の「製造工程で除去されるため避けなくてよい」という断定に注目します。どちらも手引きの内容と合いません。
- a・b を含む組み合わせを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
「薬物が生体の生理機能に影響を与えること」が薬理作用です。薬理作用のうち、期待される有益な反応を主作用といい、それ以外の好ましくない反応は副作用として扱われることがあります。 -
b 正しい
アレルギーは、薬の薬理作用とは関係なく起こり得ます。免疫機構が過敏に反応し、体に好ましくない症状を生じるためです。薬の有効成分だけでなく、基本的に薬理作用がない添加物もアレルゲン(アレルギーの原因物質)になることがあります。 -
c 誤り
×「アレルギーを起こしたことがない人は、医薬品がアレルゲンになることはない」
→ ○「普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、医薬品がアレルゲンになることがある」
これまでアレルギーを起こしたことがない人でも、病気などで抵抗力が低下している状態では、思わぬアレルギーが起こることがあります。 -
d 誤り
×「製造工程で除去されるため、アレルギーがある人でも使用を避ける必要はない」
→ ○「鶏卵や牛乳等に対するアレルギーがある人では、使用を避けなければならない場合もある」
医薬品には鶏卵や牛乳等を原材料として作られているものがあります。「製造工程で除去される」と決めつけてはいけません。
照合すると、選択肢2は c を含み b を含まないため不適切です。選択肢3は d を含み b を含まないため不適切です。選択肢4は c を含み a を含まないため不適切です。選択肢5は d を含み a を含まないため不適切です。
よくある誤解
- 「薬理作用とは関係なく起こる」は、アレルギーが医薬品と無関係という意味ではありません。薬の作用とは別の仕組みで起こり得る、ということです。
- 「今までアレルギーがなかった」と「今後も起こらない」は同じではありません。
- 「原材料に使われているが、製造工程で除去される」と問題文に書かれていても、手引きにない内容を事実として受け取らないようにしましょう。
補足コラム
アレルギーの原因は有効成分に限りません。黄色4号(タートラジン)、カゼイン、亜硫酸塩など、基本的に薬理作用がない添加物もアレルゲンとなり得ます。薬の成分だけでなく、原材料や添加物にも注意が必要です。
FAQ
アレルギーは飲み薬でだけ起こりますか?
いいえ。手引きでは、内服薬だけでなく外用薬などでも起こることがあるとされています。
いいえ。手引きでは、内服薬だけでなく外用薬などでも起こることがあるとされています。
関連キーワード: 薬理作用、主作用、副作用、アレルギー、アレルゲン、添加物

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