登録販売者 2022年 中国・四国 問16
問題文
セルフメディケーション等に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 医薬品の販売等に従事する専門家は、セルフメディケーションを適切に支援していくことが期待されているため、情報提供は必ず医薬品の販売に結び付けるべきである。
b 世界保健機関(WHO)によれば、セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」とされている。
c 体の不調について、一般用医薬品を使用して対処した場合であっても、一定期間使用しても症状の改善がみられないときには、医療機関を受診して医師の診療を受ける必要がある。
d 高熱や激しい腹痛がある場合など、症状が重いときに、一般用医薬品を使用することは、一般用医薬品の役割にかんがみて、適切な対処といえる。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)
3:(a、d)
4:(b、c)(正解)
5:(b、d)
🔒 解説は解答すると表示されます
セルフメディケーション支援【登録販売者解説】
正解の理由
セルフメディケーションは、軽い不調を自分で手当てし、必要なときは医療機関につなぐ考え方です。
組合せは4(b、c)です。bはWHOによる定義として正しく、cも一般用医薬品を使用しても症状が改善しない場合の対応として正しい記述です。一方、aは誤り、dも誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章の「セルフメディケーション」です。
解法ステップ
- bの「自分自身の健康に責任を持ち」「軽度な身体の不調は自分で手当てすること」は、WHOによる定義と一致します。
- cの「一定期間使用しても症状の改善がみられないとき」は、医師の診療を受ける必要がある場面です。
- aの「必ず医薬品の販売に結び付ける」と、dの「症状が重いときに一般用医薬品を使用する」は、どちらも手引きの考え方に反します。
- bとcの組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤り
×「情報提供は必ず医薬品の販売に結び付ける」→ ○「必ずしも医薬品の販売に結び付けるのではない」
情報提供の目的は、医薬品を販売することだけではありません。受診を勧めたり、医薬品を使わない対処を勧めたりすることが適切な場合もあります。 -
b:正しい
WHOによるセルフメディケーションの定義です。「自分の健康に責任を持つこと」と「軽度な不調を自分で手当てすること」が要点です。 -
c:正しい
一般用医薬品を使っても、一定期間または一定回数使用して症状が改善しない、あるいは悪化した場合は、医療機関を受診して医師の診療を受ける必要があります。 -
d:誤り
×「症状が重いときに一般用医薬品を使用することは適切」→ ○「症状が重いときに一般用医薬品を使用することは適切な対処とはいえない」
高熱や激しい腹痛などがある場合は、一般用医薬品で対処することが適切とはいえません。
よくある誤解
- 「支援する」なら、販売につなげるべきと考えがちです。受診勧奨や、医薬品を使わない対処を勧めることも支援に含まれます。
- 一般用医薬品は、症状が重いときにも使えると思いがちです。一般用医薬品で対処する範囲には限りがあります。
- cの「一定期間」を見て、改善しない場合もそのまま使用を続けると読み違えないようにしましょう。改善がみられない場合は、医師の診療を受ける必要があります。
補足コラム
セルフメディケーションの主役は一般の生活者です。専門家には、科学的な根拠に基づく正確な情報提供を通じて、適切な医薬品の使用を支援することが期待されています。その支援には、必要に応じて医療機関への受診を勧めることも含まれます。
FAQ
Q. 一般用医薬品で対処できる範囲は、誰でも同じですか?
A. いいえ。手引きでは、使用する人によって対処できる範囲は変わるとされています。例えば、乳幼児や妊婦などでは、通常の成人より範囲が限られることがあります。
A. いいえ。手引きでは、使用する人によって対処できる範囲は変わるとされています。例えば、乳幼児や妊婦などでは、通常の成人より範囲が限られることがあります。
関連キーワード: セルフメディケーション、受診勧奨、一般用医薬品、WHO、症状の改善

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
