登録販売者 2022年 中国・四国 問23
問題文
呼吸器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 鼻腔から気管支までの呼気及び吸気の通り道を気道といい、そのうち、咽頭・喉頭までの部分を上気道という。
b 喉頭は鼻腔と口腔につながっており、消化管と気道の両方に属する。
c 肺胞の壁は非常に厚くできていて、この壁を介して、ガス交換が行われる。
d 肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織を間質という。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:正
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤
3:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:誤、b:正、c:正、d:誤
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呼吸器系の構造【登録販売者解説】
正解の理由
上気道は咽頭(いんとう)・喉頭(こうとう)まで、肺胞(はいほう)の壁は薄く、間質(かんしつ)は肺胞と毛細血管(もうさいけっかん)を支える組織です。
正しい組合せは 3 です。aは正、bは誤、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の呼吸器系に関する記述です。
正しい組合せは 3 です。aは正、bは誤、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の呼吸器系に関する記述です。
解法ステップ
- aは「上気道」の範囲を確認します。「咽頭・喉頭まで」と一致するかがポイントです。
- bは、鼻腔・口腔につながり、消化管と気道の両方に属する器官が何かを見ます。主語の器官名に注目します。
- cは「非常に厚い」という表現に注意します。肺胞壁の厚さは、ガス交換の説明と照らし合わせます。
- dは「間質」の定義を確認します。肺胞や毛細血管を囲んで支える組織を指しているかを見ます。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
鼻腔から気管支までの呼気・吸気の通り道が気道です。そのうち、咽頭・喉頭までが上気道で、気管から気管支、肺までが下気道です。 -
b 誤り
× 喉頭は鼻腔・口腔につながり、消化管と気道の両方に属する
○ 咽頭は鼻腔・口腔につながり、消化管と気道の両方に属する
「喉頭」ではなく「咽頭」が該当します。喉頭は咽頭と気管の間にあります。 -
c 誤り
× 肺胞の壁は非常に厚い
○ 肺胞の壁は非常に薄い
肺胞の壁を介して、血液と肺胞気の間でガス交換が行われます。壁が薄いことが特徴です。 -
d 正しい
肺胞と毛細血管を取り囲み、支えている組織を間質といいます。
よくある誤解
- 「咽頭」と「喉頭」を入れ替える書き換えに注意してください。鼻腔・口腔につながり、消化管と気道が交わるのは咽頭です。
- 「非常に厚い」のように、肺胞壁の特徴を反対にする書き換えがあります。ガス交換と結び付けて「薄い」と覚えましょう。
- 上気道と下気道の範囲を混同しないようにします。上気道は咽頭・喉頭までです。
補足コラム
気道の区分は、上気道が咽頭・喉頭まで、下気道が気管から気管支、肺までです。肺の中では気管支が枝分かれし、その末端に肺胞があります。肺胞の壁を介したガス交換では、二酸化炭素が肺胞気中へ移り、酸素が血液中に取り込まれます。
FAQ
肺胞まで異物が入り込んだ場合、どのような防御機構がありますか?
肺胞の表面を移動する肺胞マクロファージ(異物などを取り込む細胞)が、異物や細菌を取り込んで消化する防御機構があります。
肺胞の表面を移動する肺胞マクロファージ(異物などを取り込む細胞)が、異物や細菌を取り込んで消化する防御機構があります。
関連キーワード: 気道、上気道、下気道、咽頭、喉頭、肺胞、間質、ガス交換

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