登録販売者 2022年 中国・四国 問30
問題文
筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 筋組織は筋細胞(筋線維)と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできているため、伸縮性はあまりない。
b 平滑筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様が見えるので横紋筋とも呼ばれる。
c 心筋は、筋線維に横縞模様がある不随意筋であり、強い収縮力と持久力を兼ね備えている。
d 随意筋は体性神経系で支配されるのに対して、不随意筋は自律神経系に支配されている。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正(正解)
3:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
4:a:誤、b:正、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
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筋組織の分類と神経支配【登録販売者解説】
正解の理由
筋組織は「横縞模様の有無」と「意識して動かせるか」を分けて整理します。
組み合わせは a正・b誤・c正・d正なので、正しいのは 2 です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の筋組織に関する項目です。
解法ステップ
- **「平滑筋」と「横縞模様」**に注目します。横縞模様がないのは平滑筋なので、bは誤りです。
- **「腱は結合組織のみ」**という説明を確認します。手引きの説明と合うため、aは正しいと判断できます。
- 「心筋は横縞模様がある不随意筋」、**「不随意筋は自律神経系に支配される」**を確認します。c、dも正しいため、選択肢を絞れます。
選択肢別の誤答解説
-
a:正しいです。
筋組織は筋細胞(筋線維)と、それらをつなぐ結合組織からできています。一方、腱(けん)は結合組織のみでできているため、伸縮性はあまりありません。 -
b:誤りです。
× 平滑筋は横縞模様が見える → ○ 平滑筋には骨格筋のような横縞模様がない
横紋筋(おうもんきん)と呼ばれるのは、筋線維に横縞模様が見える骨格筋です。 -
c:正しいです。
心筋(しんきん)は不随意筋(ふずいいきん)ですが、筋線維には骨格筋のような横縞模様があります。強い収縮力と持久力を兼ね備えています。 -
d:正しいです。
随意筋(ずいいきん)は体性神経系(運動神経)に、不随意筋は自律神経系に支配されています。随意筋は意識して動かせる筋、不随意筋は意識的に動かせない筋です。
よくある誤解
- 「横縞模様がある筋肉は、すべて随意筋」ではありません。 心筋にも横縞模様がありますが、不随意筋です。
- 「不随意筋は平滑筋だけ」ではありません。 心筋も不随意筋に含まれます。
補足コラム
筋組織は、次の組み合わせで整理すると見分けやすくなります。
- 骨格筋:横縞模様がある、随意筋、体性神経系に支配される
- 平滑筋:横縞模様がない、不随意筋、自律神経系に支配される
- 心筋:横縞模様がある、不随意筋、自律神経系に支配される
FAQ
横紋筋と随意筋は同じ意味ですか?
同じ意味ではありません。横紋筋は横縞模様がある筋肉を指し、随意筋は意識して動かせる筋肉を指します。心筋は横縞模様がありますが、不随意筋です。
同じ意味ではありません。横紋筋は横縞模様がある筋肉を指し、随意筋は意識して動かせる筋肉を指します。心筋は横縞模様がありますが、不随意筋です。
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