登録販売者 2022年 中国・四国 問36
問題文
医薬品の副作用として生じる肝機能障害に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 肝機能障害には、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものがある。
b 軽度の肝機能障害の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明することが多い。
c 黄疸とは、ビリルビンが胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。
d 肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けることが重要である。
選択肢
1:a:正、b:誤、c:正、d:誤
2:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
3:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:誤
5:a:正、b:正、c:正、d:正(正解)
🔒 解説は解答すると表示されます
医薬品による肝機能障害【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:医薬品による肝機能障害には、アレルギー性と中毒性があり、軽度では無症状のこともあります。
5の組み合わせが正解です。a〜dはいずれも正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の「肝機能障害」です。
解法ステップ
- aは「抗原抗体反応」という原因に注目します。有効成分に対するアレルギー性の肝機能障害があるため、正しい記述です。
- bは「軽度でも自覚症状がないことがある」と読み取ります。血液検査で初めて判明することが多いため、正しい記述です。
- cは黄疸の仕組みを確認します。ビリルビンが血液中に滞留して、皮膚や白眼が黄色くなる説明は正しいです。
- dは肝機能障害が疑われた後の対応です。原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けるため、正しい記述です。
選択肢別の誤答解説
- a:正しいです。 医薬品による肝機能障害には、有効成分やその代謝物の直接的な作用による中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応によるアレルギー性のものがあります。抗原抗体反応とは、体の免疫の仕組みが関わる反応です。
- b:正しいです。 軽度の肝機能障害では、自覚症状がないことがあります。そのため、健康診断などの血液検査で初めて判明することが多いです。
- c:正しいです。 黄疸(おうだん)とは、ビリルビンが胆汁中へ排出されず、血液中に滞留することで、皮膚や白眼が黄色くなる状態です。
- d:正しいです。 肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けることが重要です。原因医薬品を使い続けると、重い肝障害につながることがあります。
よくある誤解
- 「肝機能障害なら、必ず自覚症状が出る」と考えること:軽度では症状がなく、血液検査で初めて分かることがあります。
- 「アレルギー性の肝機能障害はない」と決めつけること:有効成分に対する抗原抗体反応が原因となるものもあります。
- 黄疸を「皮膚だけが黄色くなる状態」と覚えること:皮膚だけでなく、白眼も黄色くなることがあります。
補足コラム
肝機能障害の主な症状には、全身の倦怠感(けんたいかん)、黄疸、発熱、発疹、皮膚のかゆみ、吐きけなどがあります。また、血液中で過剰になったビリルビンが尿に排出され、尿の色が濃くなることもあります。
FAQ
Q. 肝機能障害が軽度かどうかは、自覚症状だけで判断できますか?
A. 自覚症状がない場合もあります。手引きでは、血液検査で初めて判明することが多いとされています。
A. 自覚症状がない場合もあります。手引きでは、血液検査で初めて判明することが多いとされています。
Q. 黄疸で白眼まで黄色くなるのはなぜですか?
A. ビリルビンが血液中に滞留すると、皮膚だけでなく白眼も黄色くなるためです。
A. ビリルビンが血液中に滞留すると、皮膚だけでなく白眼も黄色くなるためです。
関連キーワード: 肝機能障害、抗原抗体反応、黄疸、ビリルビン、医薬品の副作用

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
