戦国登販登録販売者試験 過去問
過去問・解説試験概要お問い合わせ料金プラン

登録販売者 2022年 中国・四国 問63


問題文

かぜの症状緩和に用いられる漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 葛根湯は、体力中等度以上のものの感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、肩こり、筋肉痛等に適すとされる。 b 麻黄湯は、胃腸の弱い人や発汗傾向の著しい人の鼻かぜ、気管支炎に適すとされる。 c 柴胡桂枝湯は、体力中等度又はやや虚弱で、多くは腹痛を伴い、ときに微熱・寒気・頭痛・吐きけなどのあるものの胃腸炎に適すとされ、副作用として膀胱炎様症状が現れることがある。 d 小青竜湯は、体力が充実して、粘性のある痰を伴う咳や鼻水が出るものの気管支喘息、鼻炎等に適すとされる。

選択肢

1:a:正、b:誤、c:誤、d:正
2:a:正、b:正、c:誤、d:誤
3:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:正、b:誤、c:正、d:誤(正解)

🔒 解説は解答すると表示されます

かぜに用いる漢方処方【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:葛根湯(かっこんとう)は「感冒の初期・汗をかいていない」、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は「うすい水様の痰や鼻水」が手がかりです。
正しい組み合わせは5です。aは正、bは誤、cは正、dは誤です。根拠は「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)」第3章「主な医薬品とその作用」の漢方処方製剤に関する記載です。

解法ステップ

  1. 葛根湯の「感冒の初期」「汗をかいていない」は、適応の特徴と合うかを確認します。
  2. 麻黄湯(まおうとう)では、「胃腸の弱い人」「発汗傾向の著しい人」が適応として書かれている点に注目します。体質的に不向きとされる人を、適応の対象と取り違えていないか確認します。
  3. 柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)の腹痛を伴う胃腸炎と、膀胱炎様症状の副作用は、手引きの記載と照らします。
  4. 小青竜湯は「体力の区分」と「痰の性状」を確認します。「粘性」と「うすい水様」の違いが判断の決め手です。

選択肢別の誤答解説

  • a:正しい記述です。
    葛根湯は、体力中等度以上で、感冒の初期、とくに汗をかいていない人などに適すとされます。鼻かぜ、肩こり、筋肉痛なども適応に含まれます。
  • b:誤った記述です。
    ×「胃腸の弱い人や発汗傾向の著しい人」→ ○「体力が充実して、汗が出ていないもの」
    麻黄湯は、体力が充実している人の、かぜのひきはじめなどに用いられます。胃腸の弱い人や発汗傾向の著しい人は、不向きとされる人です。問題文は「適す人」と「不向きな人」を逆にしています。
  • c:正しい記述です。
    柴胡桂枝湯は、体力中等度又はやや虚弱で、多くは腹痛を伴い、ときに微熱・寒気・頭痛・吐きけなどがある人の胃腸炎や、かぜの中期から後期の症状に適すとされます。副作用として、膀胱炎様症状(ぼうこうえんようしょうじょう)が現れることもあります。膀胱炎様症状には、頻尿(ひんにょう)、排尿痛(はいにょうつう)、血尿(けつにょう)、残尿感(ざんにょうかん)などがあります。
  • d:誤った記述です。
    ×「体力が充実して、粘性のある痰」→ ○「体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様の痰」
    小青竜湯は、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水が出る人の気管支炎、気管支喘息(きかんしぜんそく)、鼻炎などに適すとされます。問題文は、体力の区分と痰の性状の両方を取り違えています。

よくある誤解

  • 「発汗傾向が著しい」は、麻黄湯に適する人の特徴ではありません。不向きとされる人の記載を、適応と混同しないようにしましょう。
  • 小青竜湯の痰は「粘性」ではなく「うすい水様」です。痰の性状を問う書き換えに注意してください。
  • 「体力が充実」「体力中等度又はやや虚弱」などの区分は、処方ごとに異なります。症状だけで判断せず、体力の区分も確認しましょう。

補足コラム

かぜに用いる処方は、体力と症状をセットで覚えると区別しやすくなります。
  • 葛根湯:体力中等度以上/感冒の初期、汗をかいていない
  • 麻黄湯:体力充実/かぜのひきはじめ、寒気・発熱・頭痛・咳があり、汗が出ていない
  • 柴胡桂枝湯:体力中等度又はやや虚弱/腹痛を伴う胃腸炎、かぜの中期から後期
  • 小青竜湯:体力中等度又はやや虚弱/うすい水様の痰を伴う咳や鼻水

FAQ

小柴胡湯(しょうさいことう)にも、膀胱炎様症状の副作用がありますか?
はい。手引きでは、小柴胡湯と柴胡桂枝湯のどちらにも、膀胱炎様症状が現れることがあるとされています。
小青竜湯は、鼻水がある場合にも適応になりますか?
はい。うすい水様の痰を伴う咳や鼻水が出る人の鼻炎などに適すとされています。

関連キーワード: 葛根湯、麻黄湯、柴胡桂枝湯、小青竜湯、体力の区分、漢方処方製剤
← 前の問題へこの年度をクイズで解く次の問題へ →
戦国登販クイズ機能

\ せっかくなら /

登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する→

すぐに利用可能!

©︎2026 登録販売者試験 過去問学習サイト

このサイトについてブログプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について