登録販売者 2022年 北海道・東北 問06
問題文
免疫、アレルギー(過敏反応)に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 免疫は、細菌やウイルスなどが人体に取り込まれたとき、人体を防御するために生じる反応である。
b 医薬品の有効成分だけでなく、基本的に薬理作用がない添加物も、アレルギーを引き起こす原因物質になり得る。
c アレルギーには、体質的・遺伝的な要素はない。
d 医薬品の中には、鶏卵や牛乳を原材料として作られているものがあるため、それらに対するアレルギーがある人では使用を避けなければならない場合もある。
選択肢
1:a:正、b:正、c:正、d:正
2:a:誤、b:正、c:正、d:正
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
5:a:正、b:正、c:正、d:誤
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免疫とアレルギー【登録販売者解説】
正解の理由
免疫は体を守る反応であり、アレルギーには体質的・遺伝的な要素があります。
正しい組み合わせは 4 で、aは正、bは正、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「アレルギー(過敏反応)」です。
正しい組み合わせは 4 で、aは正、bは正、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「アレルギー(過敏反応)」です。
解法ステップ
- aの「人体を防御するため」という部分を見ます。これは免疫の基本的な役割です。
- bでは「薬理作用がない添加物」に注目します。添加物もアレルギーの原因になり得ます。
- cの「体質的・遺伝的な要素はない」は、手引きの説明と反対です。
- dは「避けなければならない場合もある」という表現です。すべての場合に避ける、という断定ではありません。
選択肢別の誤答解説
-
a 正
免疫は、細菌やウイルスなどが体内に取り込まれたとき、人体を防御するために生じる反応です。ただし、免疫機構が過敏に反応すると、アレルギーのように好ましくない症状が起こることがあります。 -
b 正
医薬品の有効成分だけでなく、基本的に薬理作用がない添加物も、アレルギーの原因物質(アレルゲン)になり得ます。「薬として効く成分ではないから、アレルギーとは無関係」と考えないことが大切です。 -
c 誤
×「体質的・遺伝的な要素はない」→ ○「体質的・遺伝的な要素もある」
アレルギーを起こしやすい体質の人や、近い親族にアレルギー体質の人がいる場合には注意が必要です。 -
d 正
医薬品の中には、鶏卵や牛乳などを原材料として作られているものがあります。そのため、それらに対するアレルギーがある人では、使用を避けなければならない場合があります。「必ずすべての医薬品を避ける」という意味ではありません。
組み合わせの確認
- 選択肢1は、a・b・c・dをすべて正としています。cが誤りなので不適切です。
- 選択肢2は、aを誤、cを正としています。aは正、cは誤なので不適切です。
- 選択肢3は、bを誤、cを正としています。bは正、cは誤なので不適切です。
- 選択肢5は、cを正、dを誤としています。cは誤、dは正なので不適切です。
よくある誤解
- 「免疫は体を守る反応だから、免疫による反応はすべて体にとって有益」と考える誤りがあります。免疫が過敏に反応すると、好ましくない症状が起こります。
- 「添加物は薬理作用がないので、アレルギーの原因にならない」と考えるのは誤りです。添加物もアレルゲンになり得ます。
- dの「場合もある」を「必ず避ける」と読み替えないようにしましょう。対象となる人や医薬品について、問題文の表現を正確に確認します。
補足コラム
手引きでは、アレルゲンとなり得る添加物の例として、黄色4号(タートラジン)、カゼイン、亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム、ピロ硫酸カリウムなど)が挙げられています。「有効成分以外も原因になり得る」という点と、具体例をあわせて覚えておきましょう。
FAQ
免疫反応とアレルギー反応は、同じ意味ですか?
同じ意味ではありません。免疫は本来、体を防御する反応です。その免疫機構が過敏に反応し、好ましくない症状を引き起こす場合をアレルギーとして捉えます。
同じ意味ではありません。免疫は本来、体を防御する反応です。その免疫機構が過敏に反応し、好ましくない症状を引き起こす場合をアレルギーとして捉えます。
関連キーワード: 免疫、アレルギー、過敏反応、アレルゲン、添加物、体質的要素、遺伝的要素

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