登録販売者 2022年 北海道・東北 問120
問題文
医薬品の適正使用等に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 薬物乱用や薬物依存は、違法薬物(麻薬、覚醒剤、大麻等)により生じるものであり、一般用医薬品によって生じることはない。
b 医薬品の持つ特質及びその使用・取扱い等について正しい知識を広く生活者に浸透させることにより、保健衛生の維持向上に貢献することを目的とし、毎年10月17日~23日の1週間を「薬と健康の週間」として、国、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されている。
c 医薬品の適正使用の重要性等に関しては、小中学生のうちからの啓発が重要である。
d 登録販売者においては、適切なセルフメディケーションの普及定着、医薬品の適正使用の推進のため、啓発活動に参加、協力することが期待される。
選択肢
1:a:誤、b:正、c:正、d:正(正解)
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤
3:a:誤、b:正、c:誤、d:正
4:a:正、b:誤、c:誤、d:正
5:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
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医薬品適正使用の啓発活動【登録販売者解説】
正解の理由
薬物乱用は違法薬物だけでなく一般用医薬品でも起こり、啓発活動は生活者全体を対象に行われます。
組合せは1です。aは誤り、b・c・dは正しい記述です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第5章「医薬品の適正使用・安全対策」V「医薬品の適正使用のための啓発活動」です。
解法ステップ
- aの「違法薬物により生じる」「一般用医薬品によって生じることはない」という断定に注目します。
- bの「10月17日~23日」と「薬と健康の週間」の組合せを確認します。
- cの「小中学生のうちから」と、dの登録販売者に期待される活動内容を確認します。
- aが誤り、b・c・dが正しい組合せを選びます。
選択肢別の誤答解説
各記述の確認
-
a
×「違法薬物により生じ、一般用医薬品では生じない」→ ○「違法薬物によるものばかりでなく、一般用医薬品によっても生じ得る」
一般用医薬品にも、乱用や依存につながるものがあります。「違法薬物だけ」と限定している点が誤りです。 -
b
「薬と健康の週間」の期間と目的について正しい記述です。毎年10月17日~23日の1週間、医薬品の特質や使用・取扱いについて正しい知識を広めるための広報活動やイベント等が行われます。 -
c
医薬品の適正使用の重要性は、小中学生のうちから啓発することが重要です。身近な薬を興味本位で乱用することを防ぐため、早い時期から正しい知識を伝えます。 -
d
登録販売者には、適切なセルフメディケーションの普及や医薬品の適正使用を進めるため、啓発活動に参加・協力することが期待されています。
組合せの確認
- 選択肢2は、aを正、bを誤、dを誤としており、いずれも正しい組合せと異なります。
- 選択肢3は、cを誤としています。小中学生のうちからの啓発は重要なので、ここが異なります。
- 選択肢4は、aを正、bを誤、cを誤としており、3つの記述が正しい組合せと異なります。
- 選択肢5は、bを誤、dを誤としています。「薬と健康の週間」の記述と、登録販売者に期待される啓発活動の記述が異なります。
よくある誤解
- 「薬物乱用」といえば違法薬物だけだと思う
一般用医薬品でも乱用や依存が生じ得ます。「だけ」「ない」という限定や否定に注意しましょう。 - 啓発の対象は大人だけだと思う
手引きでは、小中学生のうちからの啓発が重要とされています。 - 「薬と健康の週間」と、薬物乱用防止の普及運動を混同する
期間や名称が似た活動を取り違えないようにしましょう。
補足コラム
薬物乱用防止に関する別の活動として、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動があります。これは「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」を広く普及するため、毎年6月20日~7月19日の1か月間に行われます。「薬と健康の週間」の10月17日~23日とは、名称・期間・目的を分けて覚えましょう。
FAQ
なぜ小中学生のうちから啓発するのですか?
青少年は薬物乱用の危険性への理解が十分でないことがあり、身近に入手できる薬を興味本位で乱用する場合があります。一般用医薬品の乱用が、違法薬物の乱用につながるおそれもあるためです。
青少年は薬物乱用の危険性への理解が十分でないことがあり、身近に入手できる薬を興味本位で乱用する場合があります。一般用医薬品の乱用が、違法薬物の乱用につながるおそれもあるためです。
関連キーワード: 薬物乱用、薬物依存、薬と健康の週間、セルフメディケーション、啓発活動

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