登録販売者 2022年 北海道・東北 問119
問題文
以下の一般用医薬品の安全対策等に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
なお、2箇所の( a )内はどちらも同じ字句が入る。
1994年1月、( a )とインターフェロン製剤との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされた。しかし、それ以降も慢性肝炎患者が( a )を使用して間質性肺炎が発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例もあった。また、( b )が配合された一般用医薬品による脳出血等の副作用症例が複数報告されたことを受け、厚生労働省から関係製薬企業等に対して、使用上の注意の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分への速やかな切替えにつき指示がなされた。
選択肢
1:小柴胡湯、プソイドエフェドリン塩酸塩
2:柴胡桂枝湯、塩酸フェニルプロパノールアミン
3:小柴胡湯、アミノピリン
4:柴胡桂枝湯、アミノピリン
5:小柴胡湯、塩酸フェニルプロパノールアミン(正解)
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小柴胡湯とPPAの安全対策【登録販売者解説】
正解の理由
小柴胡湯(しょうさいことう)はインターフェロン製剤との併用が禁忌となり、塩酸フェニルプロパノールアミンは脳出血等の副作用を受けて代替成分への切替えが指示されました。
したがって、正しい組合せは5で、(a)は小柴胡湯、(b)は塩酸フェニルプロパノールアミンです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の医薬品の安全対策に関する記述です。
したがって、正しい組合せは5で、(a)は小柴胡湯、(b)は塩酸フェニルプロパノールアミンです。根拠は『試験問題の作成に関する手引き』第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の医薬品の安全対策に関する記述です。
解法ステップ
- 「1994年1月」「インターフェロン製剤との併用を禁忌」という手がかりから、(a)に入る小柴胡湯を確認します。
- 「脳出血等の副作用症例」という手がかりから、(b)は塩酸フェニルプロパノールアミンと判断します。
- 塩酸フェニルプロパノールアミンの代替成分として挙げられるプソイドエフェドリン塩酸塩と、原因成分を混同しないようにします。
選択肢別の誤答解説
-
1:小柴胡湯、プソイドエフェドリン塩酸塩
(a)の小柴胡湯は合っています。しかし、脳出血等の副作用が報告されたのは、プソイドエフェドリン塩酸塩ではなく、塩酸フェニルプロパノールアミンです。プソイドエフェドリン塩酸塩は、代替成分として切替えが指示された成分です。 -
2:柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)、塩酸フェニルプロパノールアミン
(b)は合っていますが、(a)が違います。インターフェロン製剤との併用が禁忌とされた記述に当てはまるのは小柴胡湯です。- 小柴胡湯:体力中等度。脇腹からみぞおちあたりの苦しさ、食欲不振、口の苦味などが見分ける手がかりです。
- 柴胡桂枝湯:体力中等度またはやや虚弱。腹痛を伴うことが多く、微熱・寒気・頭痛・吐きけなどが手がかりです。
-
3:小柴胡湯、アミノピリン
(a)は合っていますが、(b)が違います。脳出血等の副作用症例を受けて切替えが指示された成分は、アミノピリンではなく塩酸フェニルプロパノールアミンです。 -
4:柴胡桂枝湯、アミノピリン
(a)は小柴胡湯ではなく柴胡桂枝湯で、(b)も塩酸フェニルプロパノールアミンではなくアミノピリンです。両方の空欄が違います。 -
5:小柴胡湯、塩酸フェニルプロパノールアミン
(a)はインターフェロン製剤との併用が禁忌とされた小柴胡湯、(b)は脳出血等の副作用症例が報告された塩酸フェニルプロパノールアミンで、問題文の経緯と一致します。
よくある誤解
- 原因成分と代替成分を逆にする:脳出血等の副作用が報告されたのは塩酸フェニルプロパノールアミンです。プソイドエフェドリン塩酸塩は代替成分として示されています。
- 似た名前の漢方処方を取り違える:小柴胡湯と柴胡桂枝湯は別の処方です。この問題のインターフェロン製剤との併用禁忌は、小柴胡湯に関する記述です。
- 複数の安全対策の出来事を混同する:小柴胡湯の間質性肺炎と、塩酸フェニルプロパノールアミンによる脳出血等は、別々の安全対策として整理しましょう。
補足コラム
小柴胡湯については、インターフェロン製剤との併用例による間質性肺炎が報告され、併用を禁忌とする使用上の注意の改訂が行われました。その後も重篤な転帰に至った例があり、緊急安全性情報の配布が指示されています。
一方、塩酸フェニルプロパノールアミンについては、脳出血等の副作用症例を受け、使用上の注意の改訂や情報提供の徹底とともに、代替成分への切替えが指示されました。
一方、塩酸フェニルプロパノールアミンについては、脳出血等の副作用症例を受け、使用上の注意の改訂や情報提供の徹底とともに、代替成分への切替えが指示されました。
FAQ
Q. 塩酸フェニルプロパノールアミンとプソイドエフェドリン塩酸塩は、どちらも問題文に関係しますか?
A. はい。塩酸フェニルプロパノールアミンは副作用症例が報告された成分、プソイドエフェドリン塩酸塩は代替成分として切替えが指示された成分です。役割を分けて覚えましょう。
A. はい。塩酸フェニルプロパノールアミンは副作用症例が報告された成分、プソイドエフェドリン塩酸塩は代替成分として切替えが指示された成分です。役割を分けて覚えましょう。
Q. 小柴胡湯の安全対策は、1994年の改訂だけ覚えればよいですか?
A. 1994年1月の併用禁忌への改訂に加え、その後も重篤な例があったことから1996年3月に緊急安全性情報の配布が指示された、という流れも確認しておくと整理しやすいです。
A. 1994年1月の併用禁忌への改訂に加え、その後も重篤な例があったことから1996年3月に緊急安全性情報の配布が指示された、という流れも確認しておくと整理しやすいです。
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