登録販売者 2022年 北海道・東北 問51
問題文
歯痛・歯槽膿漏薬の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 炎症を起こした歯周組織の修復を助け、また、毛細血管を強化して炎症による腫れや出血を抑える効果を期待して、アスコルビン酸が配合されている場合がある。
b 抗炎症、抗菌などの作用を期待して、カミツレが用いられる。
c 炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、チモールが配合されている場合がある。
d 炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用のほか、歯肉炎に伴う口臭を抑える効果も期待して、銅クロロフィリンナトリウムが配合されている場合がある。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:正(正解)
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤
3:a:誤、b:正、c:正、d:誤
4:a:誤、b:誤、c:正、d:正
5:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
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歯痛・歯槽膿漏薬の配合成分【登録販売者解説】
正解の理由
ビタミンC・カミツレ・銅クロロフィリンナトリウムの配合目的を押さえ、チモールの分類と区別します。
正しい組み合わせは1です。a・b・dは正しく、cは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の歯痛・歯槽膿漏薬の項目です。
解法ステップ
- aの「毛細血管を強化」「歯周組織の修復」から、ビタミンCの配合目的を確認します。
- bのカミツレは「抗炎症・抗菌」、dの銅クロロフィリンナトリウムは「組織修復・口臭抑制」と結びつけます。
- cのチモールが「出血を抑える成分」かを確認します。止血成分と殺菌消毒成分の取り違えがないかがポイントです。
- 正誤の組み合わせが一致する選択肢を選びます。
選択肢別の誤答解説
記述 a:正しい
ビタミンC(アスコルビン酸)は、コラーゲン代謝を改善して歯周組織の修復を助けます。また、毛細血管を強化し、炎症による腫れや出血を抑える効果も期待されます。
記述 b:正しい
カミツレは、抗炎症・抗菌などの作用を期待して用いられる生薬です。
記述 c:誤り
× チモール=出血を抑える成分 → ○ 殺菌消毒成分
チモールは殺菌消毒成分です。歯周組織からの出血を抑える成分として手引きに挙げられているのは、カルバゾクロムやフィトナジオン(ビタミンK₁)です。
記述 d:正しい
銅クロロフィリンナトリウムは、歯周組織の修復を促すほか、歯肉炎に伴う口臭を抑える効果も期待されます。
選択肢ごとの組み合わせ
- 選択肢2は、bを誤、cを正、dを誤としており、これらが正しい正誤と異なります。
- 選択肢3は、aを誤、cを正、dを誤としており、これらが正しい正誤と異なります。
- 選択肢4は、aを誤、bを誤、cを正としており、これらが正しい正誤と異なります。
- 選択肢5は、aを誤、dを誤としており、これらが正しい正誤と異なります。
よくある誤解
- チモールは歯痛・歯槽膿漏薬に配合されることがあるため、止血成分だと思い込むことがあります。配合される薬が同じでも、成分の分類・目的は別々に覚えます。
- 「出血を抑える」という目的を、組織修復や口臭抑制の目的と混同しないようにします。成分名だけでなく、何を期待して配合するのかまで結びつけましょう。
- 「配合されている場合がある」は、すべての製品に必ず含まれるという意味ではありません。
補足コラム
止血成分は、カルバゾクロムやフィトナジオン(ビタミンK₁)です。一方、ビタミンCは組織修復を助け、毛細血管を強化する成分、チモールは殺菌消毒成分です。止血・修復・殺菌消毒の目的を分けて整理すると、成分の入れ替え問題を見抜きやすくなります。
FAQ
「配合されている場合がある」と書かれていたら、その成分はすべての製品に入っていますか?
いいえ。製品によって配合成分は異なります。この表現は、該当する成分が配合された製品もあることを示しています。
いいえ。製品によって配合成分は異なります。この表現は、該当する成分が配合された製品もあることを示しています。
関連キーワード: 歯痛薬、歯槽膿漏薬、カミツレ、チモール、アスコルビン酸、銅クロロフィリンナトリウム、止血成分、殺菌消毒成分

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