登録販売者 2022年 北海道・東北 問57
問題文
生薬成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a サンザシは、鎮痛、抗菌の作用を期待して用いられる。
b ブクリョウは、解熱、鎮痙の作用を期待して用いられる。
c ブシは、心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を期待して用いられる。
d サイコは、抗炎症、鎮痛の作用を期待して用いられる。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:正
2:a:正、b:誤、c:正、d:誤
3:a:誤、b:正、c:正、d:誤
4:a:誤、b:誤、c:正、d:正(正解)
5:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
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生薬成分の作用【登録販売者解説】
正解の理由
サンザシ=健胃・消化促進、ブクリョウ=利尿・健胃・鎮静、ブシ=心筋の収縮力を高めて血液循環を改善、サイコ=抗炎症・鎮痛です。
正しい組合せは4です。記述は、aが誤り、bが誤り、cが正しく、dが正しいです。根拠は、手引きの第3章「主な医薬品とその作用」の生薬成分に関する項目です。ここでいう手引きは「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)」です。
解法ステップ
- 「鎮痛、抗菌」という作用を見たら、サンザシではなく、別の生薬の作用ではないか確認します。
- ブクリョウの作用は「利尿・健胃・鎮静」と結び付けます。「解熱・鎮痙」との取り違えに注意します。
- ブシの「心筋の収縮力を高める」と、サイコの「抗炎症・鎮痛」は正しい組合せです。
- a・bが誤り、c・dが正しい選択肢を選びます。
選択肢別の誤答解説
-
a ×「鎮痛、抗菌」→ ○「健胃、消化促進」サンザシは、胃の働きを助けたり、消化を促したりする作用を期待して用いられます。「鎮痛、抗菌」はサンザシの作用としては誤りです。
-
b ×「解熱、鎮痙」→ ○「利尿、健胃、鎮静」ブクリョウは、尿量を増やす作用や、胃の働きを助ける作用、気持ちを落ち着かせる作用を期待して用いられます。解熱・鎮痙と結び付けないようにしましょう。
-
c正しい記述です。ブシは、心筋(心臓を動かす筋肉)の収縮力を高め、血液循環を改善する作用を期待して用いられます。
-
d正しい記述です。サイコは、抗炎症・鎮痛の作用を期待して用いられます。
組合せの照合
- 1:a・b・cの正誤が合いません。a・bは誤り、cは正しい記述です。
- 2:a・dの正誤が合いません。aは誤り、dは正しい記述です。
- 3:b・dの正誤が合いません。bは誤り、dは正しい記述です。
- 5:b・c・dの正誤が合いません。bは誤り、c・dは正しい記述です。
よくある誤解
- 生薬名と作用を一対一で曖昧に覚え、「鎮痛」などの見慣れた作用を別の生薬にも当てはめてしまうことがあります。
- aの「鎮痛、抗菌」のように、作用の組合せが正しくても、生薬名が入れ替わっている場合があります。生薬名と作用をセットで確認しましょう。
- 正しい記述が2つあっても、組合せ問題では誤りの記述を見落とすと選択肢を誤ります。a・bのように確実に誤りと判断できる記述から絞るのが有効です。
補足コラム
サンザシと、同属植物であるセイヨウサンザシは、同じ作用として覚えないようにします。
- サンザシの偽果(ぎか):健胃・消化促進
- セイヨウサンザシの葉:血行促進・強心
FAQ
Q. 生薬は、基原となる植物や部位まで覚える必要がありますか?
A. まずは、生薬名と代表的な作用の組合せを確実に覚えましょう。基原や使用部位も出題されることがあるため、余裕があれば確認すると役立ちます。
A. まずは、生薬名と代表的な作用の組合せを確実に覚えましょう。基原や使用部位も出題されることがあるため、余裕があれば確認すると役立ちます。
Q. サイコは解熱作用を期待して用いられることもありますか?
A. はい。手引きには、解熱作用を期待してサイコが配合される場合も示されています。この問題では、サイコの「抗炎症、鎮痛」という記述が正しいかを判断します。
A. はい。手引きには、解熱作用を期待してサイコが配合される場合も示されています。この問題では、サイコの「抗炎症、鎮痛」という記述が正しいかを判断します。
関連キーワード: サンザシ、ブクリョウ、ブシ、サイコ、生薬成分、健胃、鎮痙

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