登録販売者 2022年 北海道・東北 問59
問題文
次の1~5で示される殺虫成分のうち、有機リン系殺虫成分に分類されるものはどれか。
選択肢
1:フェノトリン
2:オルトジクロロベンゼン
3:プロポクスル
4:ダイアジノン(正解)
5:メトキサジアゾン
🔒 解説は解答すると表示されます
有機リン系殺虫成分【登録販売者解説】
正解の理由
ダイアジノン=有機リン系、アセチルコリンエステラーゼと不可逆的に結合して働きを阻害します。
有機リン系殺虫成分に分類されるのは4のダイアジノンです。記述としては、ダイアジノンが有機リン系であることが正しく、ほかの4成分は別の系統です。根拠は、手引きの第3章「主な医薬品とその作用」の「有機リン系殺虫成分」です。「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月)」では、代表例としてダイアジノンが挙げられています。
解法ステップ
- 成分名を、手引きに載る有機リン系の代表例と照らします。ダイアジノンは代表例の一つです。
- ほかの選択肢の系統も確認します。プロポクスルはカーバメイト系、メトキサジアゾンはオキサジアゾール系です。
- ダイアジノンを選びます。決め手は「有機リン系の代表例に含まれていること」です。
選択肢別の誤答解説
-
1:フェノトリン
ピレスロイド系殺虫成分です。有機リン系の代表例には当たりません。 -
2:オルトジクロロベンゼン
有機塩素系殺虫成分です。手引きでは、ウジやボウフラの防除に用いられる成分として説明されています。 -
3:プロポクスル
カーバメイト系殺虫成分です。有機リン系と同様にアセチルコリンエステラーゼを阻害しますが、酵素との結合は可逆的です。 -
4:ダイアジノン
有機リン系殺虫成分です。有機リン系は、アセチルコリンエステラーゼと不可逆的に結合して、その働きを阻害します。 -
5:メトキサジアゾン
オキサジアゾール系殺虫成分です。プロポクスルと同様、アセチルコリンエステラーゼを阻害しますが、酵素との結合は可逆的です。
よくある誤解
- 同じ酵素を阻害する成分を、同じ系統だと思う
プロポクスルやメトキサジアゾンもアセチルコリンエステラーゼを阻害します。しかし、それぞれカーバメイト系、オキサジアゾール系であり、有機リン系ではありません。 - 「作用が似ている」と「分類が同じ」を混同する
複数の系統が似た仕組みで殺虫作用を示すことがあります。成分の分類名と、作用の仕組みは分けて覚えましょう。
補足コラム
有機リン系と、カーバメイト系・オキサジアゾール系は、アセチルコリンエステラーゼを阻害する点が共通しています。見分ける手がかりは、酵素との結合の違いです。
- 有機リン系:不可逆的に結合
- カーバメイト系・オキサジアゾール系:可逆的に結合
FAQ
アセチルコリンエステラーゼとは何ですか?
神経の情報伝達に関わるアセチルコリンを分解する酵素です。有機リン系殺虫成分は、この酵素の働きを阻害します。
神経の情報伝達に関わるアセチルコリンを分解する酵素です。有機リン系殺虫成分は、この酵素の働きを阻害します。
有機リン系の代表例は、ダイアジノン以外にもありますか?
あります。手引きには、ジクロルボス、フェニトロチオン、フェンチオン、トリクロルホンなども代表例として挙げられています。
あります。手引きには、ジクロルボス、フェニトロチオン、フェンチオン、トリクロルホンなども代表例として挙げられています。
関連キーワード: ダイアジノン、アセチルコリンエステラーゼ、有機リン系、カーバメイト系、オキサジアゾール系

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
