登録販売者 2022年 奈良・関西広域連合・福井 問06
問題文
一般用医薬品の使用に関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 一般用医薬品は、軽度な疾病に伴う症状の改善等を図るためのものである。
b 一般用医薬品の使用に際しては、通常、その重大な副作用の回避よりも、使用を中断することによる不利益の回避が優先される。
c 一般用医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者等から副作用の発生の経過を聴いて、その後の適切な医薬品の選択に資する情報提供を行うほか、副作用の状況次第では、速やかに適切な医療機関を受診するよう勧奨する必要がある。
d 一般用医薬品を継続して使用する場合、医薬品の販売等に従事する専門家は、特段の異常が感じられなければ、医療機関を受診するよう購入者等に促す必要はない。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:誤
2:a:正、b:誤、c:正、d:正
3:a:誤、b:正、c:誤、d:誤
4:a:正、b:誤、c:正、d:誤(正解)
5:a:誤、b:誤、c:正、d:正
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一般用医薬品の使用と副作用対応【登録販売者解説】
正解の理由
一般用医薬品では、重大な副作用の回避を優先し、異常を自覚できない場合も継続使用には注意が必要です。
正しい組合せは4で、a・cは正しく、b・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」です。
正しい組合せは4で、a・cは正しく、b・dは誤りです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」です。
解法ステップ
- aの「軽度な疾病に伴う症状の改善等」に注目します。一般用医薬品の役割として示されている内容です。
- bは「重大な副作用の回避」と「使用を中断する不利益」のどちらを優先するかを比べます。文中の優先順位が逆になっています。
- cは「副作用の経過を聴くこと」と「状況に応じた受診の勧め」が書かれているかを確認します。
- dは「特段の異常が感じられなければ」という条件に注目します。異常を自覚できなくても受診を促すことが重要です。
選択肢別の誤答解説
-
a:正しい
一般用医薬品は、軽度な疾病に伴う症状の改善などを目的として使用されます。医療機関での治療を受けるほどではない体調不良などに対して、生活者が自らの判断で使用することが想定されています。 -
b:誤り
×「重大な副作用の回避よりも、使用中断による不利益の回避を優先」→ ○「使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することを優先」
重大な副作用の兆候が現れた場合は、基本的に使用を中止することが重要です。 -
c:正しい
専門家は、副作用が起きた経過を十分に聴き、その後の医薬品選択に役立つ情報を提供します。また、副作用の状況によっては、速やかに医療機関を受診するよう勧めます。 -
d:誤り
×「特段の異常が感じられなければ、受診を促す必要はない」→ ○「特段の異常が感じられなくても、受診を促すことが重要」
副作用には、血液や内臓機能への影響など、明確な自覚症状として現れないものもあります。
組合せを照合すると、選択肢1はb・c、選択肢2はd、選択肢3はa・b・c、選択肢5はa・dの正誤が合いません。a正・b誤・c正・d誤となるのは4です。
よくある誤解
- 「使用を続ける不利益を避けるほうが大切」と考える:手引きでは、重大な副作用の回避を優先します。
- 「異常を感じないなら、副作用もない」と考える:自覚症状がはっきりしない副作用もあるため、継続使用では異常の有無だけで判断しません。
補足コラム
一般用医薬品は、必ずしも販売につなげることが適切とは限りません。状況に応じて医療機関の受診を勧めることも、専門家による適切な情報提供の一つです。また、便秘薬や総合感冒薬などを長期間連用すると、症状を抑えることで重い病気の発見が遅れる可能性もあります。
FAQ
副作用は、使った本人がすぐに気づけるものですか?
いいえ。血液や内臓機能への影響など、自覚症状がはっきり現れない場合もあります。
いいえ。血液や内臓機能への影響など、自覚症状がはっきり現れない場合もあります。
受診を勧めることは、一般用医薬品を使わないように勧めることと同じですか?
同じではありません。医薬品の使用が適切でない場合には、受診を勧めることも含めて、状況に合った情報提供を行います。
同じではありません。医薬品の使用が適切でない場合には、受診を勧めることも含めて、状況に合った情報提供を行います。
関連キーワード: 一般用医薬品、副作用、使用中止、受診勧奨、継続使用

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