登録販売者 2022年 奈良・関西広域連合・福井 問16
問題文
一般用医薬品の販売時のコミュニケーションに関する記述の正誤について、正しい組合せを一つ選べ。
a 医薬品の販売に従事する専門家からの情報提供は、専門用語を分かりやすい平易な表現で説明するだけでなく、説明した内容が購入者にどう理解されているか、などの実情を把握しながら行うことで、その実効性が高まる。
b 一般用医薬品については、必ずしも情報提供を受けた当人が医薬品を使用するとは限らないことを踏まえ、販売時のコミュニケーションを考える必要がある。
c 一般用医薬品は、すぐに使用する必要に迫られて購入されるとは限らず、家庭における常備薬として購入されることも多いため、販売等に従事する専門家においては、その点も把握に努めることが望ましい。
d 購入者が医薬品を使用する状況が変化する可能性は低いため、販売時のコミュニケーションの機会が継続的に確保されるような配慮は必要ない。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:正
2:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
3:a:正、b:正、c:正、d:誤(正解)
4:a:正、b:誤、c:正、d:誤
5:a:誤、b:正、c:誤、d:正
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販売時のコミュニケーション【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:販売時は、購入者の理解や使用状況を確かめ、継続して情報提供できるよう配慮します。
3は、a・b・cが正しく、dが誤りの組合せです。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和4年3月)第1章「医薬品に共通する特性と基本的な知識」の「販売時のコミュニケーション」です。
解法ステップ
- aの「どう理解されているか」に注目します。説明するだけでなく、購入者の理解や行動への反映を確かめる内容です。
- bの「情報提供を受けた当人」と「使用する人」が同じとは限らない点を確認します。
- cの「すぐに使用するとは限らない」「常備薬として購入」に注目します。購入の目的や使用時期を把握する視点です。
- dの「使用状況が変化する可能性は低い」「継続的な機会は必要ない」は、手引きの考え方と逆です。
選択肢別の誤答解説
記述 a:正しい
専門用語を平易に説明するだけでは十分とは限りません。購入者が説明をどう理解し、行動に反映しているかを把握することで、情報提供の実効性が高まります。
専門用語を平易に説明するだけでは十分とは限りません。購入者が説明をどう理解し、行動に反映しているかを把握することで、情報提供の実効性が高まります。
記述 b:正しい
一般用医薬品は、情報提供を受けた人が使うとは限りません。家族など別の人が使用する可能性も考え、誰が使用するのかを把握する必要があります。
一般用医薬品は、情報提供を受けた人が使うとは限りません。家族など別の人が使用する可能性も考え、誰が使用するのかを把握する必要があります。
記述 c:正しい
購入した医薬品をすぐ使うとは限らず、家庭での常備薬として購入する場合もあります。購入の目的や実際に使う時期などを把握することが大切です。
購入した医薬品をすぐ使うとは限らず、家庭での常備薬として購入する場合もあります。購入の目的や実際に使う時期などを把握することが大切です。
記述 d:誤り
×「使用状況が変化する可能性は低い」→ ○「使用状況は随時変化する可能性がある」
使用する人の状況は変わることがあります。そのため、販売時のコミュニケーションの機会を継続的に確保できるよう配慮することが重要です。
×「使用状況が変化する可能性は低い」→ ○「使用状況は随時変化する可能性がある」
使用する人の状況は変わることがあります。そのため、販売時のコミュニケーションの機会を継続的に確保できるよう配慮することが重要です。
組合せの確認
- 1は「c:誤・d:正」としており、c・dが正しい組合せと異なります。
- 2は「a:誤・b:誤」としており、a・bが正しい組合せと異なります。
- 4は「b:誤」としており、bが正しい組合せと異なります。
- 5は「a:誤・c:誤・d:正」としており、a・c・dが正しい組合せと異なります。
よくある誤解
- **「分かりやすく説明すれば十分」**と思いがちです。理解されたか、行動に反映されているかの確認も大切です。
- 「購入者が使う本人」と決めつけるのは誤りです。購入者と使用者が別の場合があります。
- dのように、「変化する可能性がある」を「可能性は低い」に変える書き換えに注意しましょう。
補足コラム
購入者から確認する基本的なポイントには、「何のために購入するのか」「使用するのは情報提供を受けている本人か、家族などか」があります。購入者だけでなく、実際に使う人を意識することがポイントです。
FAQ
専門家の情報提供は、医薬品の販売につなげることが目的ですか?
必ずしもそうではありません。状況によっては、医療機関への受診や医薬品を使わない対処を勧めることも、適切な情報提供に含まれます。
必ずしもそうではありません。状況によっては、医療機関への受診や医薬品を使わない対処を勧めることも、適切な情報提供に含まれます。
関連キーワード: 販売時のコミュニケーション、購入者と使用者、情報提供、セルフメディケーション

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