登録販売者 2023年 中国・四国 問25
問題文
泌尿器系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
a 尿細管では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収され、その結果、老廃物が濃縮され、余分な水分、電解質とともに最終的に尿となる。
b 腎臓は内分泌腺としての機能があり、骨髄における白血球の産生を促進するホルモンを分泌する。
c 副腎皮質ホルモンの一つであるアルドステロンは、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促す作用があり、電解質と水分の排出調節の役割を担っている。
d 副腎髄質では、自律神経系に作用するアセチルコリンが産生・分泌される。
選択肢
1:(a、b)
2:(a、c)(正解)
3:(a、d)
4:(b、d)
5:(c、d)
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泌尿器系の腎臓と副腎の働き【登録販売者解説】
正解の理由
ひと言まとめ:尿細管は必要な成分を再吸収し、腎臓は赤血球の産生を促すホルモンを分泌します。アルドステロンは塩分と水を体内に保ち、カリウムの排泄を促します。
正しい記述は a と c です。したがって、組み合わせは 2 です。根拠は「試験問題の作成に関する手引き」第2章「人体の働きと医薬品」の、泌尿器系と副腎の項目です。
解法ステップ
- a の「尿細管で再吸収される」という部分を確認します。ブドウ糖やアミノ酸などの栄養分、水分、電解質が再吸収される記述は正しいと判断できます。
- b の「白血球」に注目します。腎臓が産生を促すのは白血球ではなく、赤血球です。
- c の「塩分と水を貯留」「カリウムの排泄」をセットで確認します。アルドステロンの作用に合っています。
- d の「アセチルコリン」に注目します。副腎髄質から分泌されるのは、アドレナリンとノルアドレナリンです。
選択肢別の誤答解説
-
a 正しい
尿細管では、原尿に含まれる栄養分や、体の状態を保つために必要な水分・電解質が再吸収されます。必要なものを体内に戻すことで、老廃物などが濃縮され、尿になります。 -
b 誤り
×「白血球」→ ○「赤血球」
腎臓は内分泌腺として、骨髄(こつずい)での赤血球の産生を促すホルモンを分泌します。「白血球」と入れ替えられている点が誤りです。 -
c 正しい
アルドステロンは副腎皮質ホルモンの一つです。塩分と水を体内に保ち、カリウムの排泄を促すことで、水分や電解質の調節に関わります。 -
d 誤り
×「アセチルコリン」→ ○「アドレナリンとノルアドレナリン」
副腎髄質から分泌されるのは、自律神経系に作用するアドレナリンとノルアドレナリンです。アセチルコリンではありません。
組み合わせの確認
- 選択肢1(a、b)は、誤りの b を含み、正しい c を含まないため不適切です。
- 選択肢3(a、d)は、誤りの d を含み、正しい c を含まないため不適切です。
- 選択肢4(b、d)は、誤りの b・d を含み、正しい a・c を含まないため不適切です。
- 選択肢5(c、d)は、誤りの d を含み、正しい a を含まないため不適切です。
よくある誤解
- b は「白血球」と「赤血球」の入れ替えです。腎臓のホルモンが促す血球の種類を、正確に覚えましょう。
- d は「副腎髄質から分泌される物質」の取り違えです。アセチルコリンではなく、アドレナリンとノルアドレナリンです。
- c は「塩分と水の貯留」と「カリウムの排泄」を反対に覚えないよう注意が必要です。
補足コラム
腎臓の働きは、尿を作ることだけではありません。血液中の老廃物を取り除くほか、水分や電解質の排出を調節し、血液の量や組成を保つ働きもあります。また、ビタミンDを活性型に転換する働きもあります。
FAQ
Q. 尿は腎臓で作られたあと、どこを通りますか?
A. 尿管(にょうかん)を通って膀胱(ぼうこう)に運ばれ、さらに尿道を通って体外へ排出されます。
A. 尿管(にょうかん)を通って膀胱(ぼうこう)に運ばれ、さらに尿道を通って体外へ排出されます。
関連キーワード: 尿細管、再吸収、アルドステロン、副腎皮質、副腎髄質、赤血球、アドレナリン、ノルアドレナリン

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