登録販売者 2023年 中国・四国 問93
問題文
口内炎及び口内炎用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 口内炎は、栄養摂取の偏りやストレスなどが要因となって生じる口腔粘膜の炎症であり、ウイルスによって生じることはない。
b 口内炎用薬は、口腔内を清浄にしてから使用することが重要であり、口腔咽喉薬や含嗽薬などを使用する場合には、十分な間隔を置くべきである。
c アクリノールは、患部からの細菌感染を防止することを目的として用いられる。
d 茵蔯蒿湯は、体力中等度以上で口渇があり、尿量少なく、胃腸が弱く下痢しやすいものの蕁麻疹、口内炎、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみに適すとされる。
選択肢
1:a:正、b:正、c:誤、d:正
2:a:正、b:誤、c:誤、d:誤
3:a:誤、b:誤、c:誤、d:正
4:a:誤、b:正、c:正、d:正
5:a:誤、b:正、c:正、d:誤(正解)
🔒 解説は解答すると表示されます
口内炎用薬と茵蔯蒿湯【登録販売者解説】
正解の理由
口内炎はウイルス感染でも生じ、アクリノールは殺菌消毒成分、茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)は便秘する人に適する処方です。
正しい組み合わせは5です。記述ごとの判定は、a:誤、b:正、c:正、d:誤です。根拠は、厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き』第3章「主な医薬品とその作用」の口内炎用薬・漢方処方製剤の項目です。
解法ステップ
- aの「ウイルスによって生じることはない」に注目します。手引きには、疱疹(ほうしん)ウイルスの口腔内感染による場合もあるとあります。
- bは、口腔内を清浄にしてから使うことと、口腔咽喉薬(こうくういんこうやく)・含嗽薬(がんそうやく)との間隔を確認します。
- cは、アクリノールが「患部からの細菌感染を防止する」成分かを確認します。
- dは、茵蔯蒿湯の対象が「便秘するもの」か、それとも「胃腸が弱く下痢しやすいもの」かを見分けます。
選択肢別の誤答解説
-
a:誤りです。
×「ウイルスによって生じることはない」→ ○「疱疹ウイルスの口腔内感染による場合もある」
口内炎は、栄養摂取の偏りやストレスなどが要因となることが多い一方、ウイルス感染や医薬品の副作用によって生じる場合もあります。「〜ことはない」という断定が誤りです。 -
b:正しいです。
口内炎用薬は、口腔内を清浄にしてから使用することが重要です。また、口腔咽喉薬や含嗽薬を使用する場合には、十分な間隔を置きます。 -
c:正しいです。
アクリノールは殺菌消毒成分です。患部からの細菌感染を防止する目的で、口内炎用薬に配合されることがあります。 -
d:誤りです。
×「胃腸が弱く下痢しやすいもの」→ ○「便秘するもの」
茵蔯蒿湯は、体力中等度以上で、口渇があり、尿量が少なく、便秘する人の蕁麻疹(じんましん)、口内炎、湿疹(しっしん)・皮膚炎などに適するとされます。胃腸が弱く下痢しやすい人には不向きとされます。
誤答の組み合わせも照合しておきましょう。
- 選択肢1は、aを正、cを誤、dを正としているため、a・c・dが異なります。
- 選択肢2は、aを正、bを誤、cを誤としているため、a・b・cが異なります。
- 選択肢3は、bを誤、cを誤、dを正としているため、b・c・dが異なります。
- 選択肢4は、dを正としている点が異なります。
よくある誤解
- 口内炎は栄養不足やストレスだけが原因と思い込まないことです。ウイルス感染や医薬品の副作用による場合もあります。
- 茵蔯蒿湯は、胃腸が弱く下痢しやすい人にも適すると取り違えないことです。この処方は便秘する人に適するとされ、胃腸が弱く下痢しやすい人には不向きです。
- 「ウイルスによることはない」のような断定表現は、手引きに例外が書かれていないか確認しましょう。
補足コラム
口内炎用薬に配合される成分は、目的で整理できます。
- 抗炎症成分:グリチルリチン酸二カリウム、グリチルレチン酸など。口腔粘膜の炎症を和らげます。
- 組織修復を促す成分:アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)。
- 殺菌消毒成分:アクリノール、セチルピリジニウム塩化物など。患部からの細菌感染を防ぐ目的で配合されます。
「炎症を和らげる成分」と「細菌感染を防ぐ成分」は、役割を分けて覚えましょう。
FAQ
口内炎用薬は、飲んで使う薬ですか?
口内炎用薬は、口内炎や舌炎の緩和を目的として、口腔内に局所的に使う外用薬です。
口内炎用薬は、口内炎や舌炎の緩和を目的として、口腔内に局所的に使う外用薬です。
口内炎は自然に治ることもありますか?
手引きでは、口内炎や舌炎は通常であれば1〜2週間で自然寛解するとされています。長期間続く場合などは、医療機関の受診が必要となることがあります。
手引きでは、口内炎や舌炎は通常であれば1〜2週間で自然寛解するとされています。長期間続く場合などは、医療機関の受診が必要となることがあります。
関連キーワード: 口内炎用薬、アクリノール、殺菌消毒成分、茵蔯蒿湯、口腔内の清浄、漢方処方製剤

\ せっかくなら /
登録販売者を
クイズ形式で学習しませんか?
クイズ画面へ遷移する→
すぐに利用可能!
