戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2023年 中国・四国 問98


問題文

衛生害虫及び殺虫剤、忌避剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a ツツガムシは、ツツガムシ病リケッチアを媒介するノミの一種である。 b ゴキブリの卵は、医薬品の成分が浸透しない殻で覆われているため、燻蒸処理を行っても殺虫効果を示さない。 c フェノトリンは、シラミの刺咬による痒みや腫れ等の症状を和らげることを目的として、シャンプーやてんか粉に配合されている。 d イカリジンは、年齢による使用制限がない忌避成分であり、蚊やマダニなどに対して効果を発揮する。

選択肢

1:a:誤、b:正、c:誤、d:正(正解)
2:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
3:a:誤、b:正、c:正、d:誤
4:a:正、b:正、c:誤、d:誤
5:a:正、b:誤、c:誤、d:正

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衛生害虫と忌避剤【登録販売者解説】

正解の理由

ツツガムシはダニ、ゴキブリの卵には燻蒸処理が効きにくく、イカリジンは忌避成分です。
正しい組合せは1です。aは誤、bは正、cは誤、dは正です。根拠は、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」第3章「主な医薬品とその作用」の衛生害虫・殺虫剤・忌避剤に関する項目です。

解法ステップ

  1. aの「ノミの一種」に注目します。ツツガムシが媒介する病原体と、虫の分類を分けて考えます。
  2. bは「ゴキブリの卵」と「燻蒸処理」の組合せを確認します。卵の殻に成分が浸透するかが判断のポイントです。
  3. cは、フェノトリンの目的が「殺虫」か「痒みや腫れを和らげること」かを見分けます。
  4. dは、イカリジンの使用制限と、効果を発揮する対象を確認します。

選択肢別の誤答解説

記述 a
×「ノミの一種」→ ○「ダニの一種」
ツツガムシは、ツツガムシ病リケッチアを媒介するダニの一種です。病原体を媒介する点は合っていますが、ノミではなくダニです。
記述 b
ゴキブリの卵は、医薬品の成分が浸透しない殻で覆われています。そのため、燻蒸処理を行っても卵には殺虫効果が示されません。孵化した幼虫を駆除するため、約3週間後にもう一度燻蒸処理を行う必要があります。
記述 c
×「痒みや腫れ等の症状を和らげる」→ ○「シラミの駆除を目的とする」
フェノトリンは、シラミの駆除を目的とするシャンプーやてんか粉に配合される殺虫成分です。シラミの刺咬による痒みや腫れを和らげる作用はありません。
記述 d
イカリジンは、年齢による使用制限がない忌避成分です。蚊やマダニなどに対して効果を発揮します。忌避剤は虫を寄せつけにくくするためのもので、虫さされによる痒みや腫れを和らげるものではありません。
選択肢別の組合せ
  • 1は、a誤・b正・c誤・d正で、各記述の正誤がすべて一致します。
  • 2は、a誤は一致しますが、bを誤・cを正・dを誤としており、いずれも正誤が異なります。
  • 3は、a誤・b正は一致しますが、cを正・dを誤としており、cとdが異なります。
  • 4は、b正・c誤は一致しますが、aを正・dを誤としており、aとdが異なります。
  • 5は、c誤・d正は一致しますが、aを正・bを誤としており、aとbが異なります。

よくある誤解

  • 媒介する病原体が合っていれば、虫の分類も合っていると思い込まないようにします。aは「ツツガムシ病リケッチアを媒介する」は合っていますが、「ノミの一種」が誤りです。
  • 殺虫成分が配合されていることと、症状を和らげる作用があることを混同しないようにします。フェノトリンはシラミを駆除する成分で、痒みや腫れを和らげる成分ではありません。
  • 忌避剤を虫さされの治療薬と考えないようにします。忌避剤は、虫が人に取りついたり吸血したりするのを防ぐ目的で使います。

補足コラム

  • フェノトリン:ピレスロイド系殺虫成分です。シラミの駆除を目的とする製品に用いられます。
  • イカリジン:年齢による使用制限がない忌避成分で、蚊やマダニなどに効果を発揮します。
  • ディート:忌避剤の有効成分として用いられ、効果が高く、持続性も高いとされています。
  • ゴキブリの卵:殻に成分が浸透しないため、燻蒸処理では卵を駆除できません。孵化した幼虫を駆除するための再処理がポイントです。

FAQ

ツツガムシがいる可能性のある場所では、なぜ忌避剤が使われるのですか?
ツツガムシは野外に生息し、目で確認することが難しいためです。忌避剤の使用に加え、肌の露出を避けるなどの対策も大切です。
フェノトリンが配合された製品は、虫さされの痒みにも使えますか?
フェノトリンはシラミの駆除を目的とする殺虫成分で、刺咬による痒みや腫れを和らげる作用はありません。

関連キーワード: ツツガムシ、ゴキブリの卵、燻蒸処理、フェノトリン、イカリジン、ディート、忌避剤
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