戦国登販登録販売者試験 過去問
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登録販売者 2023年 北海道・東北 問47


問題文

点眼薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a コンタクトレンズをしたままでの点眼は、ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズに関わらず、添付文書に使用可能と記載されてない限り行うべきでない。 b 一般的に、点眼薬の1滴の薬液量は、結膜嚢の容積より少ない。 c 薬液を結膜嚢内に行き渡らせるため、点眼直後にまばたきを数回行うと効果的である。 d 容器の先端が眼瞼(まぶた)や睫毛(まつげ)に触れないように点眼する。

選択肢

1:a:正、b:正、c:正、d:誤
2:a:誤、b:正、c:誤、d:正
3:a:正、b:誤、c:正、d:正
4:a:誤、b:誤、c:正、d:誤
5:a:正、b:誤、c:誤、d:正(正解)

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点眼時の基本的な注意【登録販売者解説】

正解の理由

ひと言まとめ:点眼薬は1滴の量が結膜嚢より多く、点眼後はまばたきではなく、しばらく目を閉じます。
組合せが一致するのは5です。a・dは正しく、b・cは誤りです。根拠は、厚生労働省『試験問題の作成に関する手引き(令和5年4月一部改訂)』第3章「主な医薬品とその作用」の「点眼薬における一般的な注意」です。

解法ステップ

  1. bの「1滴」と「結膜嚢(けつまくのう)の容積」の大小を確認します。1滴は約50μL、結膜嚢は約30μLです。
  2. cの「点眼直後にまばたき」に注目します。手引きが示す方法は、まばたきではなく、しばらく目を閉じることです。
  3. aのコンタクトレンズ装着中の点眼は、添付文書で使用可能とされている場合を除き、避けます。
  4. dは、容器の先端がまぶたやまつげに触れないようにする記述です。以上を合わせると5に絞れます。

選択肢別の誤答解説

記述a:正しいです。
ソフトコンタクトレンズ、ハードコンタクトレンズのどちらでも、添付文書に使用可能と記載されていない限り、装着したまま点眼すべきではありません。レンズに成分が吸着し、角膜に障害を起こすおそれがあるためです。
記述b:誤りです。
×「1滴の薬液量は結膜嚢の容積より少ない」→ ○「1滴の薬液量は結膜嚢の容積より多い」
1滴は約50μL、結膜嚢の容積は約30μL程度とされています。
記述c:誤りです。
×「点眼直後にまばたきを数回行う」→ ○「点眼後はしばらく眼瞼(がんけん・まぶた)を閉じる」
手引きでは、薬液を結膜嚢内に行き渡らせるため、点眼後にしばらく目を閉じる方法が示されています。
記述d:正しいです。
容器の先端がまぶたやまつげに触れると、雑菌が薬液に混入する原因になります。先端を触れさせず、1滴ずつ点眼します。
選択肢の組合せの確認:
  • 1はb・c・dの正誤が違います。
  • 2はa・bの正誤が違います。
  • 3はcの正誤が違います。
  • 4はa・c・dの正誤が違います。
  • 5はa正・b誤・c誤・d正で一致します。

よくある誤解

  • 「1滴は少量だから、結膜嚢の中に全部収まる」と考えがちですが、手引きでは1滴のほうが結膜嚢の容積より多いとされています。
  • 「薬液を広げるには、まばたきをすればよい」と思いがちです。点眼後はまばたきではなく、しばらく目を閉じる方法が示されています。
  • コンタクトレンズはソフトだけ注意すればよい、という考えも誤りです。ソフト・ハードのどちらも、添付文書の記載を確認します。

補足コラム

点眼後に目頭を押さえると、薬液が鼻腔(びくう)へ流れ込むのを防ぐのに効果的とされています。また、1滴で結膜嚢の容積を超えるため、何滴も続けて点眼しても効果が増すわけではありません。

FAQ

点眼薬の容器を、家族と共用してはいけないのはなぜですか?
容器の先端がまつげなどに触れて薬液が汚染されている可能性があるためです。手引きでは、別の人が使用している点眼薬の共用は避けることとされています。

関連キーワード: 点眼方法、結膜嚢、コンタクトレンズ、容器の汚染、目を閉じる
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